最高出力543ps、最大トルク857Nmのデュアルモーター全輪駆動システムを搭載
メルセデスベンツは9月29日、新型EVクロスオーバー『EQS SUV』を欧州で発売することを発表したが、その高級モデルとなる『マイバッハ EQS SUV』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
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同モデルは、2021年のミュンヘンモーターショーでコンセプトカーとして初公開、「エレクトリック・ウルトラ・ラグジュアリー・クロスオーバー」として市販化が予定されていた。
オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、前後ディテールが隠されているものの、垂直バーを備えるアグレッシブなバンパーインテークを初めて見ることができる。また生産仕様では、フードオーナメントとリアピラーにマイバッハのバッジを装着、専用グリル、専用ホイールを装備すると思われる。
コンセプトモデルの内部では、フローティングセンターコンソールで区切られ2つの独立した後部座席があったほか、センターアームレストに統合されたインフォテインメントシステムを特徴としており、市販型でも同様のものが見られる可能性があるだろう。
さらには、後部座席のエンターテイメントシステム、折りたたみ式テーブル、シャンパン ゴブレット、冷蔵コンパートメントが装備されると予想され、プレミアムレザーとウッドトリム、そして同社の大規模なMBUXハイパースクリーンディスプレイも期待できる。
マイバッハバージョンがどのパワートレインを搭載するかは不明だが、「EQS 580 4MATIC」と共有する可能性が高く、その場合、最高出力543ps、最大トルク857Nmを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムを搭載し、0-100km/h加速4.5秒で加速し、最高速度は209km/h、1回の充電で285マイル(459km)の走行が可能となる。
マイバッハEQS SUVのワールドプレミアは、2022年内、または2023年初頭とみられ、価格は150,000ドル(約2,200万円)と予想されている。