4代目スカイラインとなるC110系は、1972年に登場。基本的なメカニズムは先代C10系から継承しつつ、ボディサイズは若干大きくなり、装備類も豪華さを増した。ケンとメリーのスカイラインのキャッチコピーでセールス面では大成功を収め、このCMから、今もケンメリの愛称で親しまれている。
中でも総生産台数197台というGT-Rは、その希少性から中古価格が急騰! オークション価格は億越えとも言われている。そんなケンメリは様々なメーカーからプラモデルがキット化されたが、現在でも入手可能なものにはアオシマ(2ドアGT-X、GT-R、4ドアGT)、旧LS金型のマイクロエース(4ドアGT-X)、フジミ(GT-R、4ドアGT-X)がある。絶版キットで評価の高いものには、LS1/24の2ドア、オオタキ1/24の2ドア(ただしノーズが短いので4気筒モデルと思ったほうが相応しい)、ナガノ1/20(2ドアGT-X、のちにGT-Rに改修)などがあった。
【写真6枚】ケンメリR 1/24 西海岸風のディテール!
カリフォルニアっぽいケンメリGT-R!
写真の作例はアオシマ 1/24のケンメリGT-Rをベースに、カリフォルニアの日本旧車イベント『JCCS』にエントリーしているクルマのようなテイストを盛り込んだ1台。ボディカラーはケンメリには珍しいサファリブラウンをチョイス。トリム類はすべてブラックアウトされて精悍な表情を実現。フロントグリルはアオシマのリバティウォークのヨンメリ用を流用している。ホイールはアメリカンレーシングのリブレを意識してタミヤのNDロードスターとオレンジウィールズのリムを加工して制作したというスクラッチ品!エンジンはタミヤのハコスカのS20をベースにOS技研TC24風にモディファイ。テールはワンテール化してチェリーライトを埋め込むなど、正統派とヤンチャ派の双方を巧みにミックスして仕上げている。modelcars tuning 其の参