最大350kWの充電を可能にする800Vテクノロジーを採用
現在アウディは、A6の電気自動車版となる『A6 e-tron』の開発最終段階に入っているが、発表を前に市販型デザインを予想プレビューした。
予想CGを提供してくれたのは、お馴染みNikita Chuicko氏だ。先日はスカンジナビアでテストをするプロトタイプを目撃したが、スパイショットと入手している情報をもとに制作されており、信憑性は高いだろう。
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プロトタイプでは、カモフラージュでディテールが隠されていた上下2段のスプリットヘッドライト周辺のデザインも鮮明に描かれている。スリムで鋭い上部セクションはLEDデイタイムランニングライトとターンシグナルとして機能し、下部セクションはメインビームと思われる。
足回りでは、空力的に最適化された新しいホイールセットを追加し、後部では流麗なリアウィンドウとDピラーの傾斜、LEDデイタイムランニングライトを結ぶストリップライトも描かれている。さらにバンパー下部には、スポーティーなデュアルディフューザーを装備している。
市販型では、ポルシェと共同開発したPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャを採用。最大350kWの充電速度を可能にする800Vテクノロジーを特徴とするこのプラットフォームは、エアサスペンション、全輪操舵、トルクベクタリングもサポートする。
EVスペックは最高出力476ps、最大トルク800Nmを発揮するデュアルモーターの搭載が予想される。この場合、停止状態から4.0秒未満で時速62マイル(100km/h)に達することができることになり、アウディの最も強力なセダンの 1つになるはずだ。
ワールドプレミアへ向け順調に開発が進められているが、デビューはあと数ヶ月後、最速でも2023年夏以降となると予想される。