当時も今もファンの多い八代目
トミーテックの10-11月発売新製品から、1/64スケール・ミニカーの中で気になるアイテムをご紹介しよう。トミカリミテッド ヴィンテージNEOの新作として、10月に発売となる、X100系マークⅡである。
【画像15枚】スケールを感じさせない完成度のマークⅡを見る!
1968年に登場した初代(コロナ・マークⅡ)から数えて八代目となるX100系は、1996年9月の発売。ボディは先代同様4ドア・ハードトップのみ、スポーティなツアラー系とラグジュアリーなグランデ系という2本立て構成も継承していた。ボディスタイルは先代よりも直線基調となり、シャシー性能を強化、エンジンは直6 24バルブに統一される(ディーゼルは除く)などしたのが特徴である。
ツアラー系のトップモデルは、2.5Lツインカム・ターボの1JZ-GTE(最高出力280ps)を搭載したツアラーV(JZX100)で、その高い走行性能はファンを魅了した。また、100系マークⅡは新車当時ばかりでなく、近年になってもチューニングやドリ車のベースとしても高い人気を誇っている。
トミーテックでは兄弟車のX100系チェイサーをすでに製品化しているが、今回いよいよマークⅡの登場となった。再現されるのは1998年にマイナーチェンジを受けたのちの後期型、2.5ツアラーVである。兄弟車とはいえチェイサーとは外観が大きく異なっており、トミーテックでは完全に別の金型を用いて再現しているとのこと。その仕上がりの確かさは、写真からもよくわかるであろう。
前述の通りモチーフとなっているのは後期型で、下側を左右繋げたテールランプや、同様に左右の連続性を持たせたスリットのフロントバンパー、前期とは微妙に異なるフロントグリルなど、細部までしっかりと再現されている。ボディカラーは白と濃緑/グレー(ツートン)の2種、リアスポイラーはユーザー取り付け部品として付属するが、実車ではレスオプションもあっただけに、装着しなくても楽しめるだろう。価格は各3,300円、10月発売の予定。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。