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DR30つったらやっぱりコレだよね!アオシマ製プラモ「マシンRS-3」から初期「マシンRS」への戻し改造・第2回

エアダム、ドアミラーなど、細部の変遷に注目!

アオシマ1/24『西部警察』シリーズから、近年はめっきり再販のないマシンRSを、マシンRS-3からの改造で作ろうという連載、第2回目である。

【画像26枚】そのほかテールランプやバンパーなどの微妙な調整作業を見る!

今回もボディ周りをあれこれと調整している中で、前回に引き続きフロント・エアダムの形状をいじっているのだが、これについて少し述べておこう。実車のマシンRSと言えば、RS-3になったときに、フロント周りの形状をRS-1、2と揃える形で改修されたことはよく知られている。しかし、これに先立ちすでに改修が行われていたということを前回あっさりと述べたので、「おやっ?」と思った方もいらっしゃるのではないだろうか。

マシンRSならではのポイントとして、「ドアミラーが赤い時期があった」ということはよく知られている。『西部警察PART-Ⅱ』での名古屋ロケ編から、黒だったはずのドアミラーがボディカラーの赤に変わっているのだ。これは一時的な変化ではなく、このあとずっと赤いミラーのままで、マシンRSとしての末期の数話でまた黒に戻っているようである(ストーリーの順に撮影される訳ではないため、赤のカットと黒のカットが混ざる)。

エアダムは黒なので形が分かりづらく、厳密には検証しづらいが、どうもこの赤いミラーとなったあたり、より具体的には名古屋ロケの前の回(「八丈島から来た刑事」)の時点ですでに形が変わっているようなのだ。

いったい何が一番マシンRSらしいポイントだろうか?
どう変わったのかというと、側面のくびれが弱くなり、さらにエラの張ったような形状となっているのである。もしや、フロントエアダムだけ先にRS-3の形に変わっていたのだろうかと思うと、前面には変更がないので、そうではないようだ。さらに言うと、その前の段階でも、登場したばかりの時の形状とは違っているような印象もあるのだが、これについては断言は避けよう。……という訳で、作例が再現しようとしているのは、登場初期のマシンRSである、ということでご理解いただければと思う。

制作に入る前の段階では、マシンRSらしいポイントとして、この赤いドアミラー状態で制作するつもりであったが、初期のスマートな形状のフロント周りの方がよりマシンらしい、ということで、構想を変更した。もうひとつ、マシンRS/RS-3ならではの特徴として、「ベースとなった車両のボディカラーが実はガンメタ」という点がある。これについては、元色のガンメタを自然に見せられるような改造を予定している。次回はこの点をお伝えすることになるので、お楽しみに。

作例制作・写真=Ken-1 キット協力:青島文化教材社 Ⓒ石原プロモーション

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