コラム

【オーナーが語るVW愛 part.01】 “気負わず乗れるプレミアムカー”なところが魅力【I LOVE VW feat. LE VOLANT】[PR]

これまで18台のVWを乗り継ぐ

1953年に日本の路上を空冷ビートルが走り始めてから、今年でフォルクスワーゲンは日本上陸70周年を迎えた。本サイトではこの70周年を記念して「I LOVE VW」な生活を送る方々のフォルクスワーゲン(以下VW)愛を6回に渡ってお届けする。初回は、日々さまざまなクルマに触れ、自動車の評論活動を行なう傍ら、自身としては数多くのVWを乗り継いできたモータージャーナリストの生方 聡さんにVW愛を語ってもらった。

「これまで乗ってきたVWは18台で、その内10台がゴルフなんですが、ここまでVWと密接に関わるようになったキッカケは、最初に乗ったゴルフ1にあります。20年落ちの中古車だったんですが『20年も前のクルマがこんなにも痛快に走るなんて!』と、私のVWへの価値感を大きく変えたんですね。それ以来、ミニバンのトゥーランや、痛快で刺激的な走行性能を持ったルポGTI、キャンバストップを開け放ってオープンエア・ドライブを堪能できるポロ・オープンエアといったキャラが際立ったモデルにも積極的に乗ってきました」

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ゴルフ1

「(歴代の)ゴルフなくして私とVWの関わりを語ることはできませんね。中でもことさら興味を引かれたのはゴルフ7だと思います。というのも、GTIクラブスポーツとeゴルフ、GTEと、ゴルフ7だけで3モデルに乗っていますし、とくに、GTEは電動化によって『ゴルフの歴史に大きな変革の足跡を刻んだ』とまで感じたモデルでした」

ゴルフ7GTE

世の中のクルマが急速に電動化へシフトしていく中で、モータージャーナリストの生方さんにとってゴルフ7は研究対象としても魅力的だったようだ。

「48Vマイルドハイブリッドを採用したゴルフ8でも、電動化のメリットをシッカリと体感できました。燃費が非常によくなったんですね」

期待を大きく上回る燃費のよさに『思わず九州までドライブを楽しんだ』ほどだという。

ゴルフ8

電動化で省燃費に磨きがかかる一方で、VWが持つ魅力は変わらずに存在している。では、昔から今日までVWが継承し続けてきた美点とは何なのであろうか?

「私が、長年に渡って多くのVWと過ごして感じたよさは、常にバツグンに安定した走行性能や、クルマに乗り込んだ瞬間から強靭なボディに包み込まれているという安心感。いまは、昨年末に日本デビューした電気自動車(EV)のID.4が愛車ですが、その美点は変わらずに継承されています」

ID.4

ID.4にも受け継がれてきた”フォルクスワーゲンらしさ”とは

ゴルフ1から最新EVのID.4にまで共通するのはVW特有の「安心感」で満たされたドライビングフィールにあると生方さんは結論づける。

「ドッシリと安定していて誰もが運転がしやすい。EVだからという違和感や不安を感じさせることもない、ID.4は競合が多いコンパクトSUVタイプのEVですが、その実力は同カテゴリーのベンチマークになり得る完成度だと感じています」

「ID.4はリアシートが非常に広いんです。そのおかげで充電中などにすごく快適に仕事ができて、移動オフィスとして使うとすごくいいですね。しかも自宅に充電設備を設置していないのですが、普段は外出時に1週間に1度くらいの充電頻度で事足りています。充電が煩わしく感じるかどうかは、慣れの問題だと思います」

そしてID.4には、VWらしさを感じさせるポイントはまだあるという。

「室内が広いと夏場はエアコンが効き始めるまでに時間が掛かってしまいますが、ID.4は急速冷房モードがとてもありがたいんです。シフトのスイッチが操作しやすくて便利。日常の使い勝手がすごくいいんですね」

では最後に、これまで18台のVWと過ごしてきた生方さんが、考える「VWらしさ」とは?

「個性を主張するようなデザインではなく、シッカリとした存在感を持ちつつ、誰の目にも魅力的で美しい端正なルックスに仕上げられていること。実際に運転してみると、揺るぎない安定感と安心感で常にドライバーを包んでくれる骨太な乗り味を持っていること、そして、保守的なイメージもありますが、実際は最新技術をサラッと投入してくる前衛的で積極的な姿勢を崩さないブランドであるということ。私がフォルクスワーゲンに抱いている”らしさ”はそういうところにあります。総じて、I LOVE VWのポイントをひと言で表すとすれば『気負わずに乗れるプレミアムカー』ということになりますね」

若い頃には高嶺の花で憧れの存在だったVW。実際にゴルフを所有してみたら、乗り味もプレミアムカーだということを実感できたという喜び。自然に生活に寄り沿い、等身大のまま付き合えるクルマだという魅力にも気がつく。誰にとっても乗りやすく、個々の生活にすんなりと溶け込んで生活を支えるよきパートナーとなってくれる、18台のVW歴を通じて導き出されたLOVEがそこにあった。

生方 聡 Satoshi Ubukata

1992年から「CAR GRAPHIC(二玄社)」の記者として勤務した後、フリーランスのエディター兼ライターに。現在はモータージャーナリストとして自動車専門メディアに試乗記などを寄稿。JAF電気・ソーラーカー部会 部会長(2016〜2018年)。

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フォト=望月浩彦 H.Mochizuki リポート=太田 輝 A.Ota

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