クルマを買い替えたことから、ガレージをリノベーションへ。床材も、クルマに合わせて張り替えて、ブラッシュアップ!
「文化シヤッター」が発売している「威風動々」のオーバースライダーを開けると、建築家・大岡さんの愛車・ランボルギーニのV8ツインターボエンジンを搭載した「ウルスS」が現われた。日本にはわずか130台ほどしか納車されない希少モデルで、縁あって大岡さんが購入することになり、2023年5月に納車されたばかりの愛車だ。
これまで、このガレージには「メルセデスベンツ・G350d」が入っていたが、急遽ウルスSをガレージに格納しなくてはいけなくなり、ガレージを100mm大きくすることに。そのため同タイミングで、床と後方の壁面をやり直すことになったという。
【写真12枚】ホコリが入らないよう、ちょっとした工夫で対策!
拡張工事の前は、ガレージには300mm角のフロアタイルを敷き詰めていたが、ホコリが溝に溜まってしまうことが難点だった。そこでフロアタイルをすべて剥がし、今回は「サンゲツ」が発売している「ストロング」の2mmを採用することとした。ガレージの床専用として発売している商品ではないので汚れや破れの保証はないが、重歩行用で開発された長尺シートで、複層ビニル素材の商品なので思いきって採用した。
汚れが付きにくくなっているが、タイヤの成分との化学変化を起こす可能性があるので、そこは注意が必要だという。大岡さんはそれは充分に理解したうえで、今回はガレージの床と立ち上げ部分を施工業者に依頼し、専用のボンドを使って工事をしたという。
ポイントは、シャッターを開けたときにガレージのスペースと屋外を仕切る、アルミのプレートを入れたことだろう。これまではフラットだった床面だが、ガレージシャッターの下側のわずかな隙間からホコリが進入してガレージが汚れてしまうことにも、大岡さんは悩まされていた。このプレートを設置したことで、隙間との間にわずかな段差ができたためホコリの侵入が軽減されたとのこと。アルミのプレートの設置だけで解消している。
工事を終えて大岡さんは、「商業施設などで採用されている長尺シートなので、今回はガレージ向きではありませが理解して採用しました。以前よりも高級感がでて、ホコリに悩まないことがよかった」ですと語る。この複層ビニル素材を採用するのは、タイヤを据え切りすることでビニル素材を破損することもあることを付け加えておきたい。
◆Planning Data
所在地:静岡県浜松市浜北区
家 族:4人
敷地面積:397.04平米
ガレージ面積:75.40平米
外装/内装仕上げ:ニチハ・クールミライヤ/塗装
愛 車:2020年式 メルセデス・ベンツG350d
2015年式 ランボルギーニ・ウラカンLP610-4
2021年式 カワサキ・ニンジャ1000SX
◆COMMENT FROM A BUILDER:
株式会社大岡成光建築事務所 代表取締役 大岡成光さん
今回は自己責任および、自分のガレージということもあり、ビニル複層シートを床面に施工させていただきました。施工後、3か月が経過していますが大きなトラブルは出ていません。あくまでも参考として紹介させていただきます。静岡県でガレージハウス、ガレージ施工のお手伝いをさせていただきます。お気軽に相談ください。