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多人数乗車でもパーソナル感を追求!レクサス、ラグジュアリームーバー「LM」に6座仕様を追加設定

解放感と見晴らしに最大限の配慮

レクサスは、「LM」の国内仕様ラインアップに6座仕様車の“version L”を追加設定、発売した。

【画像19枚】ラグジュアリームーバーの真髄を極めたLMの詳細を確認する!

初代LMは主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるために、2020年に4座/7座仕様で発売された。2023年には、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義をあらためて見直し、全面刷新。すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指した。

国内では新たなフラッグシップモデルとして2023年に4座仕様車の“EXECUTIVE”を発売。今回追加された6座仕様車“version L”は、“EXECUTIVE”同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発された。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ「対話のできる走り」を追求したほか、運転する楽しさと、乗り心地や静粛性を両立したという。多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに力点を置き、すべての乗員が自然体で過ごせる居住空間を提供するとのこと。

快適性と利便性を両立した開放的なインテリア
インテリアは室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現し、リビングのようにくつろげる世界観を追求したという。

6座仕様車はどのシートでも快適に過ごせるようパッケージングに考慮してシートを配置。開放感・見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したとのこと。2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性にも配慮。助手席のヘッドレストは前方可倒、上下調整が可能。

乗員に最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイトコンシェルジュ」は、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御。4種類のプリセットモードに加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意している。4種のモードの内容は以下の通り。

  • ●Dream……足を中心に全部位を温める空調と明るさを落とした空間で、至福の時を演出。
  • ●Relax……足を中心に全部位を温める空調と安らぎを感じる照明で、くつろぎの空間を演出。
  • ●Focus……顔を中心に上半身を冷やす空調と爽やかな照明で、集中しやすい空間を演出。
  • ●Energize……シートヒーターのオン/オフを繰り返す温熱刺激と高揚感が高まる照明で、活力がわく空間を演出。

インテリアカラーには「ソリスホワイト」と「ブラック」を設定。「ソリスホワイト」にはカッパー色のアクセント、「ブラック」にはダークグレーのアクセントが加えられている。リヤ席スライドドアトリムには、コントロールパーフォレーションを施した表皮を採用。精緻にグラデーション配置した現代的な柄のパンチングから、レイヤー構成の金属調加飾を透かせることで、先進且つモダンな世界観を表現したとしている。

人間工学に基づき、乗り心地を追求した快適なシート
シート開発では、新たなフラッグシップモデルに相応しい上質で快適な乗車体験を実現すべく、どの座席に座っても心身共に自然体でいられるよう、乗員の身体の動きを細かく分析。モーションキャプチャーをもとにしたデータ解析と官能評価を繰り返し、乗員の体の動きを徹底的に調査。

特に頭部の揺れが疲労に大きく影響することに着目し、座面の体圧分散や体幹の保持を追求したという。身体を腰で支えるシート構造を採用し、骨盤を少し立て気味にすることで快適性を向上。フロントシートは座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず身体をホールド。疲労を軽減する座り心地と、クルマとの対話に集中できる環境を追求してたとのこと。

2列目シートでは、特性の異なる2種類の衝撃吸収材と柔らかな表皮を使用し、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造に。また路面入力によるシート揺れを抑えるため、クッションフレームとレッグフレームの間に防振ゴムを設定し振動を大幅に低減。アームレストは、形状を弓なり型にすることで自然なひじの高さになるよう配慮、無理のない体勢でリラックスできるという。

3列目シートは、2列目シート同様に乗員を優しく包み込みながら支え、ゆったりと座れるようシートバックとクッションに厚みを持たせてあり、リクライニング時により自然な姿勢を保てるよう、シートバックの形状を最適化。

きめ細やかな心遣いと多彩な機能
フロントシートバックには乗降性にも配慮した大型のバックボードクリップを配置したほか、フロントシート後ろのレッグ部には2列目シート専用のエアコン吹き出し口を配置。センターコンソール後端には、アクセサリーコンセント(AC100V)、HDMI端子、ユーティリティボックスを設定。

加飾では、フロントのセンターコンソール後端上部に、日本古来より縁起の良い文様とされる「矢羽根」を、モダン柄にアレンジしたヘリンボーン柄杢で再現。4層の立体印刷技術「ViscotecsTM」によって繊細且つ精緻な表現を行ったという。

表皮は、包まれるような安心感と快適な乗り心地を目指し、レクサス最高級本革であるL-ANILINEとし上品な質感を演出。シートヒーターとシートベンチレーションを設定、ヒーターはアームレストとオットマンにも採用されている。アームレスト横にはシート型の操作スイッチを設定、シートバックとシートクッションにはエアブラダーを内蔵し、大腿部から背中までを押圧するリラクゼーション機能を設定した。

アームレスト内の格納式テーブルには強度の高いマグネシウム製の天板を採用し、質感の向上や滑り止め/傷つき防止の機能性を持たせた表皮巻きとしている。6座仕様車には、最大480mmのスライド量を実現する電動スライド機構を採用しスムーズな操作を実現。さらにアームレストにカップホルダーやマガジンラックを装備したほか、2列目シート下部には充電用USB端子(Type-C)も装備。

3列目シートには、マルチポジションスペースアップシートを採用。2列目シートをリクライニングした状態でも荷室確保が可能だ。表皮には前席シートと同じセミアニリン本革を設定。3列目シート専用のトレイや充電用USB端子(Type-C)も装備している。

2列目シートには脱着可能なタッチ式コントローラータイプのリヤマルチオペレーションパネルを採用。リヤクライメイトコンシェルジュ/シート/オーディオ/照明など後席の各種機能が操作可能だ。6座仕様車ではシートのアームレストに2個装備し、左右席どちらからでも設定可能で、リクライニング時も体勢を変えず手元で操作できる。

レクサスプレミアムサウンドシステムでは、Mark LevinsonTM Reference 3D Surround Sound Systemを、6座仕様車には21スピーカー設定。スピーカー配置の最適化と音質チューニングをすることで、奥行き感のある包み込まれるようなサウンド空間を実現したとのこと。また、前席スピーカー・後席スピーカーから異なる音声出力ができる独立モードを新たに設定。前席と後席で別々のコンテンツを楽しむことができる。

リヤマルチオペレーションパネルや音声で操作可能な格納式の14インチディスプレイも標準装備。オーバーヘッドコンソールに配した一体感のあるデザインで、TV視聴や、HDMI、USB、Miracast接続によるコンテンツ視聴が可能だ。

バックドア開口部のデッキサイドにはセカンドシート操作スイッチを設定。バックドア側から2列目シートをスライド・リクライニングすることで、干渉することなく3列目シートを跳ね上げ、ラゲージスペースを拡大することができる。

メーカー希望小売価格は15,000,000円(LM500h”version L”)。

CARSMEET web編集部

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