この年にMPCは、以降同社の定番となるダイアゴナル(対角線)デザインのボックストップを採用した。背景にコントラストをつけ、アングルによっては車が飛び出してくるかのような視覚効果を与える秀逸なデザインである。デトロイトのフォード・ディーラー、トゥルーデルの販促キャンペーン用マスタング・ドラッグカーに影響を受けたamtの箱絵とは対象的に、ウィンブルドンホワイトのストックをシンプルに見せるMPC。アメリカンカープラモの対象年齢は確実に上昇傾向にあった。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋 記事にもどる