多彩なオプションでマセラティの世界観を体現
マセラティジャパンは6月17日、ミドルサイズSUV「グレカーレ」の日本専用となる特別仕様車をメディアに公開した。
この特別仕様車は、マセラティの創立110周年を記念するモデルで、グレカーレのエントリーグレードである「GT」がベース。今回実車を公開するのは初となるが、すでに2023年12月に受注を開始しており、2024年6月から順次デリバリーされているという。
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その最大の特徴となっているのがレッドの内装色だ。これは、上位グレードの「トロフェオ」や「モデナ」では選択できるが、GTグレードでは設定がなかったカラーというで、ディーラーからの要望も多かったとのこと。
一方外観では、カスタマイズプログラムの「フォーリセリエ」で用意されているグロッシーブラックの21インチホイールを装着。ロゴ入りのレッドキャリパーもアクセントになっている。
そのほかにもパノラマサンルーフや、アンビエントライト、オープンポアラディカウッドインテリアトリム、14スピーカーのSonus Faberプレミアムサウンドシステムなど人気のアイテムも装備。ボディカラーは「ビアンコ」「グリージョ・ラヴァ」「ネロ・テンペスタ」「ビアンコ・アストロ」「ブルー・インテンソ」の全5色が用意されており、価格は1250万円となっている。
マセラティジャパンのジェネラルマネージャーである玉木一史氏は、グレカーレの特別仕様車の導入について、
「マセラティのモデルでは、グラントゥーリズモやレヴァンテは認知度が高いのですが、グレカーレはご存じない方が意外と多いんです。そんな中、2月に35台限定で発売した『オルトレ』が好評だったこともあり、今回この特別仕様車を導入することとなりました。レッドの内装についても、より日本の多くの方にマセラティの世界観を体験してほしい、という思いから本国に掛け合って実現したものです。日本専用のスペシャルなグレカーレを提供することで、ブランドの裾野を広げていきたいですね」とコメント。
現在マセラティのラインナップの中で約7割の販売比率を誇り、女性ユーザーも多く人気を博しているグレカーレに、魅力的な特別仕様車が加わったことで、ブランドの価値も一層高まることであろう。