マスメディアと深くつながることで一般家庭にも訴求力あるアイテムを展開しつつ、アニュアルキットではより踏み込んだエンスージアストぶりを発揮する、当時のMPCのそんな側面がよく伝わるキット。インパラの名を外してSS427の名をアピールするMPC/ジョージ・トテフの姿勢に、ずっと後の1997年になってSS409として’61インパラをやり直す(彼は1961年にamtで「ただの」インパラを手がけている)アプローチの雛形をみる思いがする。 写真:羽田 洋、畔蒜幸雄、秦 正史、渡邉準一 記事にもどる