レース活動からの学びを活かし
TOYOTA GAZOO Racing（トヨタガズーレーシング／TGR）はGR86を一部改良し、7月12日より全国のトヨタ車両販売店にて注文を受け付け、8月1日より発売する。
GR86はSUBARU（スバル）との共同開発により2021年に誕生。スバルBRZとベースを共有しながらも、「ドライバーの意のままに操れる“手の内感”」、「限界域でのリニアな応答、キビキビした走り」といった「GRらしい走りの味」を持つクルマとして、多くのユーザーから支持されているという。
【画像33枚】「GR86」一部改良モデルのフォトギャラリーはコチラ
今回の一部改良では、GR86を用いて参戦を継続している様々なモータースポーツからの学びを反映、レースという極限の環境でクルマを鍛えるプロドライバーからのフィードバックを生かし、アブソーバー減衰特性やEPS制御の改良、スロットル特性の変更（MT）、ダウンシフト操作時における許容領域の拡大（AT）などにより、接地感や操舵レスポンス、リニア感を向上させるなど、「GRらしい走りの味」に磨きをかけたとのこと。
主な改良内容……走行性能について
- ●MT／AT共通
アブソーバー減衰特性を改良、スポーツカーらしいダイレクトなハンドリングレスポンスはそのままに、接地感を向上させたとしている。
- ●MT
モータースポーツで求められるブリッピング操作のしやすさに着目し、エンジントルク制御を変更、アクセル操作に対してよりダイレクトなレスポンスが得られるスロットル制御を採用し、限界域での扱いやすさを向上させたという。
- ●AT
ATでモータースポーツに参戦する場合の要望に応え、ダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域を拡大、より広いトルクバンドを活用したスポーツ走行が楽しめるとのこと。 -
-
- ●機能
タイヤ空気圧警報システム、デイタイムランニングライトを追加設定。 
特別仕様車Ridge Green Limitedも登場！
加えて、新たにカラーバリエーションへ加えたリッジグリーンを外板色とし、専用ブロンズホイールやインテリアに専用刺繍をあしらった特別仕様車 RZ “Ridge Green Limited”も用意。その抽選受付は本日7月12日から7月28日まで行われ、2024年10月頃より200台限定で販売される。
この特別仕様車の装備についてさらに詳しく述べると、ホイールは215/40R18タイヤ＆18×7 1/2Jアルミホイール（ブロンズ塗装／センターオーナメント付）、インテリアはブラック×タンの特別設定色を採用したウルトラスエード×本革、ドアトリムには専用の刺繍（Ridge Green Limitedロゴ）が施されており、センターコンソールの加飾などはキャストブラック仕上げとなっている。また、標準のRZではオプション設定となるbrembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ、SACHS（ZF）アブソーバーも装備されている。
