そして、製品化ライセンスをめぐる交渉の現場に派遣されるエージェント(代理人)といった機能もクラフトマスターの「サービス」に含まれていた可能性がある。エアフィックスがこれを利用してボンドカーのキットをものにしたと見るのは決して無理筋ではない。交渉相手がエージェントを信用して話に応じるかどうかはエージェントのバックボーンが物を言う――さながら『ゴッドファーザー』のエピソードだ。写真は回転式ナンバープレートのベースパーツ。 写真:瀧上徳和、隠善 礼、畔蒜幸雄、秦 正史 記事にもどる