カープラモの熱心なファンには馴染みが薄いかもしれないが、ダイカットによる木製パーツを組んでいくタイプのクラフトホビーは、いまもアメリカでは非常に高い人気を誇っていて、ギローズ(Guillow's)のような専門企業も相変わらず意気軒昂だ。ウッドホビーとアメリカンカープラモの架橋を企てるのみならず、見方によってはモノグラムの前身であるコメットへの「先祖返り」ともとれる実践に踏み切って成功につなげるジョージ・トテフの姿勢には驚かされる。 写真:瀧上徳和、隠善 礼、畔蒜幸雄、秦 正史 記事にもどる