これはダッジBシリーズ・バンがモチーフのリトル・レッド・ジンガー。さて、このような突き抜けたノリを最も苦手としたメーカーと言えば、やはりジョーハンであろう。同社はこうしたショーロッド・キットの盛り上がりにひとり参加せず、孤立を深めていった。心情的にジョーハンに肩入れするマニアックな愛好家はいまも多いが、どこか硬直したジョン・ハンリーの心に当時「こういうシンプルな愉しさを忘れていませんか」と語りかける者はいなかったのだろうか。 写真:瀧上徳和、隠善 礼、畔蒜幸雄、秦 正史 記事にもどる