セリエ2からは、「民生版アバルトラリー」ともいえる「131レーシング」も発売された。エンジンは、後述の「132」用2リッターDOHCで、115psを発生した。「アバルトラリー」のような迫力も性能は備えていないが、内外装には、ほどよいスポーティなアレンジが施されていた。1981年にセリエ3に移行した際には、「レーシング」に代わり、2リッターDOHCエンジンをルーツ式スーパーチャージャーで過給して135psに性能を高めた「ヴォルメトリコ・アバルト」も登場している。 記事にもどる