説明書でさらにキット内容を見ていこう。まずエンジンの組み立てから始まるが、やはり大きさがあるため、パーツ割りもちょっと細かめである。上部には不要部品が示されているが、ここで不要とされているのはターボ仕様とする場合のパーツだ。当時のアメリカのトラック・メーカーは、エンジンを自社生産していない会社がすでに少なくなかったため、メーカーの異なる車種でもエンジンが同じ場合があり、amtのキットではターボ付きのカミンズが載る車種(具体的にはダイアモンドREO)とパーツを共通のものとしていたためである。
写真:羽田 洋、畔蒜幸雄、秦 正史