アーリーアイアンと銘打ったライセンス負荷の軽いホットロッド・マスターピース群と、親会社マテルのスポンサードにより特別に注力されたホットウィール・ドラッグマシンが強く打ち出されている。自動車競技のスポンサーとなって自社商品のアピールと製品化権を独占する手法は何もMPCのお家芸ではなく、マテル/モノグラムも当然考えるメディアミックス・アプローチだ。"ザ・スネーク"ドン・プリュドムのクーダ・ファニーカーと"ザ・マングース"トム・マッキューエンのダスター・ファニーカーは、今もモノグラムの二大傑作として知られる。
写真:羽田 洋、畔蒜幸雄、秦 正史