創造性に満ちた技術者の育成を目指して
9月9日より6日間、「第22回学生フォーミュラ日本大会2024」が、公益社団法人 自動車技術会によって開催される。会場はAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で、ここでの当イベントは初開催となる。
このイベントは、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを、学生がチームを組んで企画・設計・製作したものを持ち寄り、競うというもの。大会では車の走行性能だけでなく、車両コンセプト・設計・コストなどの面からも審査が行われる。
マシンの製作にあたって学生たちは、機械・電気に限らず幅広い実践的な知識を習得するとともに、性能向上・原価低減・商品性向上などにチャレンジ。また、昨今の若手技術者や学生に求められる『自ら問題を発見し解決していく能力の向上』が期待できるとともに、ものづくりの素晴らしさ・おもしろさを実感し、チームワークやリーダーシップなどについて、学生たちが貴重な経験を得ることができるというものだ。
審査は、車検、静的審査(コスト・プレゼンテーション・デザイン)、動的審査(アクセラレーション・スキッドパッド・オートクロス・エンデュランス・効率)の審査結果、計1,000点満点で順位を決定。安全性、デザイン性、そしてレースには欠かせないスピード、これらトータルで優れたチームが優勝を手にする。
※コスト審査、デザイン審査は大会前にオンラインで実施。
【第22回学生フォーミュラ日本大会2024】開催概要
日時:2024年9月9日(月)~14日(土)
場所:Aichi Sky Expo 愛知県常滑市
入場料:無料
審査・競技内容:
デザイン(設計製作内容)・製造コスト算出・プレゼンテーション(事業化提案)の「静的審査」、車両検査(競技安全性確認)、加速・旋回・屈曲コース・耐久走行の「動的審査」
参加予定チーム:78チーム(ガソリンエンジン57チーム、EV21チーム)
公式サイト
※天候や不測の事態、運営上のやむを得ない事情及び主催者の都合により、事前の予告なく審査内容やスケジュールの変更または審査を中止する場合あり。
※写真はいずれも昨年・第21回の様子。