もっとも、そのような隙をこのキット自身が作ってしまった面も否めない。側面には、「CB無線での交流で使われるスラング一覧」などという、楽しいことは楽しいがキットの内容には全く関係のないものが掲載されていたのである。確かに、「この商品を買って今からCBラジオでの会話を楽しもう」という趣旨のパッケージと見えなくもない。勘違いを装ってのクレームとも思えるのではあるが……。同種の問題は、この頃カープラモ業界を悩ませつつあったようである(後述)。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋 記事にもどる