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【2024-2025 Winter Studless & Winter tire Buyer’s Guide】全方位に安定した性能を発揮するオールシーズンタイヤ「ミシュラン・クロスクライメート2/クロスクライメート2 SUV」

ミシュランのクロスクライメート2シリーズは、夏タイヤに求められるハンドリング性能やドライ・ウェット時のブレーキング性能を高い水準で満たしながら、急な降雪での雪上走行も可能にした全天候型タイヤだ。

全天候の性能を上乗せした理想のオールシーズン

ミシュランは、オールシーズンタイヤを積極的に市場展開している。2019年には“雪も走れる夏タイヤ”をキャッチコピーとして、クロスクライメート+(以下CC+)を投入。潜在的な需要があったようで、販売本数は目標の293%に達したという。

CROSSCLIMATE 2/路面を問わず最適性能を発揮する新開発のサーマル・アダプティブ・コンパウンドを採用。転がり抵抗も低減し環境面にも配慮した低燃費タイヤでもある。

さらに、現在もコンパクトカー向けサイズで販売が継続しているCC+後継モデルとして、クロスクライメート2(以下CC2)が誕生。CC+と比べ、スノーとウエットとドライのブレーキ性能が、7%と6%と5%向上。全天候での性能を上乗せしてきた。

CROSSCLIMATE 2

実際に、ゴルフに装着してスノー路を走らせたところブレーキ性能ではペダルに与える踏力に対して制動力が正確に立ち上がることを確認。さらに、強く踏むことでABSが作動するもののその領域に至るまでの奥行きが深い。それだけに、自分の感覚で期待通りの制動力が引き出しやすくなる。

CROSSCLIMATE 2 SUV/クロスクライメートはSUVモデルも含めセンターからショルダーに向けて溝面積が広くなる新Vシェイプトレッドパターンを採用し排雪排水性能が向上。

スノー路では、コーナリング性能の高さも実感可能。あえてステアリングを急に切り返しても、フロントに対してリアが確実に追従し、向きが変わり始めた次の瞬間には4輪で路面を踏ん張ってくれるので安心感が増す。

CROSSCLIMATE 2 SUV

ウェット路では、クラウンにCC+とCC2を履かせて比較。80km/hからのABSを作動させたフルブレーキングで、実測の制動距離が34.7mから32.6mとまさに6%短縮した。

X-ICE SNOW/X-ICE SNOW SUV/ミシュランのX-ICE SNOWシリーズは、同社の主力スタッドレスタイヤだ。従来型のX-ICE 3+に対してブレーキング性能がアイスでは9%、スノーでは4%向上。そのSUVモデルは車重などに対応した内部構造を備えるが、技術的な特長や性能は同じ。

ドライ路では、サマータイヤ感覚の操縦性を獲得。ステアリング操作の通りに向きが変わり、切り始めはもちろん大きな舵角に達してもトレッドの腰砕けを感じることがない。しかも、直進時にはステアリングからセンターの適度な節度感が伝わってくるのでロングランでも負担が軽減される。

X-ICE SNOW/X-ICE SNOW SUV/氷上や雪上性能の高さが特徴のスタッドレスタイヤ

また、CC2は路面を問わず初期性能が長く持続することも特徴だ。その意味でも、理想のオールシーズンタイヤといえる。

問い合わせ先=日本ミシュランタイヤ TEL 0276-25-4411 https://www.michelin.co.jp/

ルボラン2024年12月号から転載
萩原秀輝

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