なるほど同時代的な車ではありつつ、ストリートマシーンとなるべき余地は最低限のものであり、さりとてアニュアルキット的な役割も持たない。このなんともいえない地味さを、来る1982年の大変革の予兆、習作とみるのはあながち間違いではないだろう。ところで、日本では語感の良くない「CITATION」という名は、「引用」や「参照」、「召喚状」などの意味を持つ単語だが、車名としては「表彰状」の意味をあてたものと思われる。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史(ご提供いただいた画像は除く) 記事にもどる