組立・分解の機能(仕様を選んで組み立てるだけでなく、完成後もボディやエンジンを入れ替えて遊べるという意味)を設計に取り入れたキットで、先行するamtの’32フォード・ロードスター(品番132-149)より先進的である。縦にチョップでもしたかのようなセダン(別パッケージで品番1-1782)の細いスタイリングには批判もあるが、似た考え方からやや先行して出たamtの’34フォード・3ウィンドウ・クーペ(品番T134)にもプロポーションの難がみられ、時代の難しさを感じさせる。
写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史(ご提供いただいた画像は除く)