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今季2回目のドライビングレッスンを開催! BMWならではの魅力を丸一日「BMW Mワンメイク・ドライビング・レッスン・イン・富士スピードウェイ」

富士スピードウェイで定期的に開催されているBMW Mワンメイク・ドライビング・レッスン。暑さが和らいだ10月22日に開催され、当日の気温や天候はスポーツドライビングを楽しむには絶好のコンディションであった。初めての方からリピーター、サーキット走行のベテランドライバーまで様々な方が参加するこのレッスンの模様と魅力をレポートしていこう。

初心者から上級者までリピーターが多い!

2024年10月22日(火)、富士スピードウェイにてBMW Mワンメイク・ドライビング・レッスンが開催された。自身のドライビングスキル向上はもちろん、最新のBMWモデルのステアリングを実際に握れるというこのイベントは、毎回盛況となっている。

参加者は長年サーキット走行を楽しんでいるドライバーから、スポーツ走行は今日が初めてという人までその練度は幅広い。ただ、初心者から上級者まで、様々なレベルでリピーターが多いのだ。そんな背景を考えると、このレッスンは様々なドライバーが「得るものが多い有意義な時間」と感じているということだろう。

レッスンプランはふたつ用意されている。サーキットエクスペリエンスとフリー走行プランだ。サーキットエクスペリエンスは、ジムカーナコースでのレッスンと先導付きでのレーシングコース体験走行という内容で、スポーツドライビングの基本を学ぶことが出来る構成だ。さらに新型モデルやMモデルの試乗など、最新のBMWを体感できるプランもセット。

フリー走行プランはこれに20分間のフリー走行3回がプラスでセットとなっていて、ジムカーナレッスンで学んだ基礎が、より高速なレーシングコース走行でも、生きてくるのを実感できる構成だ。

講師陣も豪華だ。今回の講師陣は3名で、本誌レギュラー執筆陣の1人で、BMWに深く精通している萩原秀輝氏、ヨーロッパを中心にレース活動をしている根本悠生氏、昨年GT300でチャンピオンを獲得した川合孝汰氏の3名。

このレッスンではお馴染みとなっている3名だ。毎回必ずこのメンバーがインストラクターを務めているというわけではないが、先に「お馴染み」と伝えたように、メンバーが大きく変わることはない。リピート参加者の中にはインストラクター陣と顔馴染みになっている人もいる。レッスン内容はもちろんだが、個別で質問すればインストラクター陣は丁寧に応えてくれる。レッスンでお馴染みのメンバーとなっているからこそ、コミュニケーションが取りやすく質問をしやすい雰囲気となっているのだ。変わらないインストラクター陣というのもリピーターが多い理由となっているわけだ。

午前中にはニューモデル試乗とジムカーナレッスンを実施。最新のBMWモデルにマルチコースで試乗できるニューモデル試乗では、クローズドコースだからこそ強く実感できるBMWならではのハンドリング性能や優れた加速性能を体感できる。

さらに今回はアルピナの試乗車も用意。B3ツーリングに乗った参加者は、「速いのは当然ですが、乗り心地が上質なことに驚きました! 高いレベルで幅広い性能を発揮していますね」と感動していた様子であった。

ジムカーナレッスンは180度ターンを3回行なったあと、高速旋回からシケインを抜けて止まるというシンプルなコース。これを時間が来るまで順番に走る。シンプルながら、「走る・曲がる・止まる」のドライビングの基本が詰まった内容となっている。

このレッスンのポイントはリアルタイムで講師陣から無線でアドバイスが聞けることだ。走りを観察している講師陣のコメントは、ラジオ周波数を通じて瞬時に伝えられる。自身の課題点が分かるのはもちろん、他の参加者の課題点や成功ポイントを見られるので、待ち時間も得るものがある内容となっているのだ。初心者はもちろんだが、サーキット走行歴が長いベテランの参加者も、飽きることなく、運転の基本を見つめ直せるという理由で、好評のコンテンツとなっている。

同時進行でMモデル試乗も開催。今回はM3とM4のコンペティションが用意された。自身でドライブして試乗することも可能だが、講師陣の運転による同乗試乗も可能。この機会を利用してプロのドライビングを間近で学ぶ熱心な参加者もいた。

ふたつのコンテンツを終え、先導車付きの体験走行を行なうサーキットエクスペリエンスのプログラムは終了。

「次はフリー走行プランで思い切りサーキットを楽しみたい!」という声も聞こえてきた。

フリー走行プランはここからプラスして、3本のフリー走行を行なう。自身のペースで走ることも可能だが、講師陣がドライブするMモデルについていき、ライン取りを勉強することも可能だ。富士スピードウェイを初めて走る人にとってはありがたい。本コースデビューの場にもピッタリなレッスンなのだ。こうして全てのコンテンツが終了。駆けぬけるのが好きな、BMWフリークにとって得るものが多い濃い一日となっていた。

Mモデル試乗

ジムカーナレッスンと同じコースで開催されたMモデル試乗。今回はM4とM3のコンペティションが用意された。Mモデルのパフォーマンスを味わうと同時に、同乗する講師陣から直接アドバイスを聞くことも出来る。短いながら濃い時間だ。

ミシュランの最新タイヤ展示

最新のミシュランタイヤも展示。サーキット走行に最適なパイロットスポーツ4S、スポーティなハンドリングが楽しめるパイロットスポーツ5、そしてオールシーズンタイヤのクロスクライメイト2が並んでいた。

ジムカーナ・レッスン

シンプルなコースでの走行を繰り返すジムカーナレッスン。一見すると単純な走行だが、「走る・曲がる・止まる」というドライビングの基本が詰まっている。上級者からも運転の基本を見つめ直すことが出来るプログラムと、評判は上々。

ニューモデル試乗

マルチパーパスコースで実施されたニューモデル試乗。クローズドコースでの走行となり、通常の試乗よりも鋭い加速や、BMWのハンドリングの良さをより強く体感できるシチュエーションであった。

パワーユニットやボディタイプなど様々なモデルを用意。試乗機会が希少なアルピナモデルも用意された。

1台だけではなく、複数のモデルに試乗できるもの魅力。このレッスンに参加した人だけが経験できる貴重な試乗体験だ。

3.0 CSL展示

今回は希少な限定車である3.0 CSLも展示された。BMW M創立50周年を記念して、50台が限定生産された希少なモデル。

細部を間近に見る機会がほとんどないため、多くの人が近くで写真撮影をしていた。

レーシングコース体験試乗

ジムカーナレッスンを終えたサーキットエクスペリエンス参加者は、最後のコンテンツとしてレーシングコースの体験走行に臨んだ。

先導車に続いて走行することで、ライン取りを理解することが出来る。フリー走行へ準備としてもオススメだ。

フリー走行

フリー走行は20分を3本で実施。Mモデルが多いこのレッスンでは、性能が近いため走りやすいという喜びの声が多い。

ピットに入って自身の疑問点を直ぐに講師陣に質問する人も、この環境がドライビングスキルの効率的な向上に繋がる。

自身のペースで走るだけでなく、講師陣の運転するMモデルの後ろを走り、ライン取りを学ぶこともできる。

富士スピードウェイを初めて走る人でも、本コースの攻略方法も分かりやすく学べるのだ。

今回のインストラクター陣

インストラクターは萩原秀輝氏(写真)川合孝汰選手(写真中)根本悠生選手(写真下)の3名。このレッスンではお馴染みの面々だ。お馴染みの面々だからこそ積極的に質問しやすい環境となっているのがリピーターに好評な点だ。

インストラクターの川合孝汰選手

インストラクターの根本悠生選手

参加者コメント

レンタル車両のM2で参加した西本さん。「先導付きの体験走行でしたが、初めてのサーキット走行はとても気持ちよかったです。ジムカーナレッスンもお腹いっぱい走れて、さらにプロから丁寧に教えてもらえて、満足度がとても高い内容で充実した時間でした」

杉浦さんはレンタル車両のM440iで参加。「愛車は320dなのですが、ガソリンターボエンジン特有の気持ちいいフィーリングを味わえました。これまで意識できなかった運転のポイントに気づけて良かったです。また参加したいと思う内容でしたね。」

Z4からM2に乗り換えたトクジさん「参加は2回目です。沢山走れて的確なアドバイスを貰えるのが良いですね。あと、他のサーキットを走る方がどんなパーツを装着しているのか? それを見て参考にすることができるのも個人的に楽しいポイントです。」

8月に納車したばかりのヒロセさん。「初のサーキット走行でしたが、『BMWってこんなに速く曲がれるんだ!』と驚かされて、より好きになりましたね。また、サーキットを走ると色々とカスタムもしたくなります! バージョンアップしてまた参加したいですね」

【取材協力】
BMWジャパン TEL0120-269-437 https://www.bmw.co.jp /富士スピードウェイ TEL0550-78-1234 http://www.fswtv/ /ニコル・オートモビルズ TEL0120-866-250 http://alpina.co.jp/ /日本ミシュランタイヤ TEL0276-25-4411 https://www.michelin.co.jp

リポート=西川昇吾 フォト=小林俊樹 ル・ボラン2025年1月号から転載
LE VOLANT web編集部

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