今年で3回目の開催となる「EV:LIFE KOBE」。国内外の電動モビリティの最新モデルが神戸旧居留地エリアに大集合。今回は車両の展示だけでなく、カフェスペースの設置やコンサートも開催。2日間にわたって開催されたイベントの様子をレポートしよう。
最新の電動モビリティたちが神戸の街に大集合
BEV、PHEVをはじめとする電動モビリティたちが、一同に会するオープンイベント「EV:LIFE KOBE2024」。3回目の開催となる今年は、一時荒天に見舞われる場面もあったが、その後は清々しい秋晴れに恵まれた。
メインストリートの正面、大丸神戸店前には、今年3月にデビューしたばかりの新型ミニの2モデルを展示。伝統的なミニの造形と電動化時代を思わせる近未来的なデザインの融合は、来場者の注目を集めていた。多くの人が行き交うこのエリアには、ヒョンデの最新BEVスポーツモデル・アイオニック5Nをはじめ、レクサスRZ450eやアウディSQ8スポーツバックe‐tronなどのプレミアムモデルも多く展示された。
さらに今回は「コーヒーの街・神戸」ということで地元の老舗である日米珈琲協力のもと、三菱アウトランダーからの給電を使用して、淹れたてのコーヒーを提供する「EV:LIFE CAFE」をオープン。展示を見る合間やショッピングの休憩がてらに、ほっとひと息つける場所として、多くの人でにぎわっていた。
一方、海側の展示エリアでは、先日デビューしたばかりのマツダCX‐80PHEVや、トヨタ・クラウンスポーツPHEVなどのハイブリッドモデルも多く展示。次の1台として電動モビリティを検討しているが、いきなりフルEVはちょっと……と、いう層にも手の出しやすいPHEVモデルは、真剣に購入を検討しているのか、熱心にスタッフの解説を聞く姿が多くみられたのが印象的だった。
そして最も活気あふれる午後の時間帯には、モータージャーナリストの嶋田智之氏が登場。自らマイクを握って各展示スペースを練り歩き、最新モデルの魅力を軽妙なトークとともに紹介していた。さらには地元の神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校の生徒さんの協力のもと、ヒョンデ・コナからのV2Lを使用して、電子楽器を動かして生演奏を行なう「EV:LIFE LIVE]も開催。これには行き交う人たちも思わず足を止めて、聴き入っている姿がとても印象的だった。
忘れてはいけないのが毎回恒例&大人気の体験試乗コーナーだ。今回はデビューしたばかりのミニ・クーパーEをはじめ、マイナーチェンジで車内カラオケが楽しめるようになったBYD ATTO 3、日本らしいデザインを内装に取り込んだ日産アリアなど、多種多様な試乗車をラインアップ。開場前から受付テントの前には長蛇の列ができる盛況ぶりだった。
今回も好評の内に幕を閉じた「EV:LIFE KOBE2024」。次回は3月に東京・二子玉川にて「EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA2025」を開催予定。ぜひ楽しみにお待ちいただきたい。
【旧居留地エリア】
【試乗エリア】最新電動モデルを体験できる大人気の試乗コーナー
【ライトアップ】会場一帯が素敵にライトアップ
【展示車両】
国内外のメーカーから最新の電動モビリティが勢ぞろい。ひと口に電動モビリティといっても多種多様化するカーライフに対応するためボディタイプやスペックもバリエーションが増え、ユーザーの選択肢もかなり増えてきた印象だ。
【EcoFlow】
【ブース解説】ジャーナリストの嶋田智之氏が練り歩き
【EV:LIFE LIVE】
ヒョンデ・コナからのV2Lで楽器に給電し、神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校の生徒さんが演奏を行なった。土曜日は本田真生さん(写真上)がピアノを、日曜日には北村空大さん(写真下)がギターによる演奏を披露した。
【EV:LIFE CAFE】温かいコーヒーはいかが?
【スタンプラリー】オリジナルグッズをプレゼント!
【体験試乗車両】
毎回の人気コンテンツである体験試乗コーナー。国内外の最新電動モデルを試乗できるのは非常に貴重な機会だ。複数の車種を比較したり、実際に購入を考えているモデルのライバル車種を試乗する人など、楽しみ方は様々だった。
【イベント情報】
イベント名/EV:LIFE KOBE 2024
開催日時/2024年11月2日・3日
開催場所/神戸旧居留地特設会場
主催/株式会社芸文社
共催/神戸市
後援/旧居留地連絡協議会
協力/株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸神戸店