ジョン・バテラのシリーズは、レベルの実力に対する再評価の機運を確実に高めたが、シリーズ第3弾にあたる'33-'34フォードは、第1弾のシャシーに合わせてボディーを設計したため厳密な1/25スケールとは呼べない、少々いびつな仕上がりとなってしまった。それをごまかそうとしたものか、箱にはあきらかにモノグラムのキットをベースにした作例(!)が写っており、当時のレベルの組織的なまずさがうかがわれる。写真は‘34クーペ、品番H-1337。 撮影:羽田 洋、秦 正史(ご提供いただいた画像は除く) 記事にもどる