続いて、先にお見せしたジョーハンの1963年型プリマスも見ていこう。箱の小口にも天面と同じカスタム仕様イラストが使われており、なんともアニュアルキット全盛期を思わせる仕立てとなっている。それによるノスタルジアの喚起も狙いであったのかもしれないが、先に述べた通り1983年当時にそうした狙いが有効であったともあまり思えない。新たなパーツを追加してキット内容のアップデートを図る余裕がなかったための苦肉の策という気もしてしまう。 写真:羽田 洋、畔蒜幸雄、秦 正史 記事にもどる