ボディは実車のイメージをよく捉えたもの。初版ではドアやトランクフードも開閉可能であったが、それはあくまでオプション扱いで、開閉とするためには自分でドアやフードを切り抜くよう指示されていた。このキットではヒンジ押さえのパーツなどは残されているものの、説明書では開閉についての記述自体がなくなっている。ところで、第40回でお見せしたモノグラムの同年型ベルエアについて、このキットと見比べると、形状のぎこちなさを感じさせる大きなポイント(40回の写真キャプションでは指摘しなかった点)に気づくのではないだろうか。
写真:羽田 洋、畔蒜幸雄、秦 正史