これは、ここまでお見せしてきたボブ・グリッドゥンのサンダーバードのデカール替えキットである、リッキー・スミス/モータークラフト仕様(品番2218)。1980年代モノグラムの強みは、きちんと作り込まれたひとつの金型さえあれば、デカール違いでまったく異なる訴求力を帯びたキットが簡単に増やせるという点にあった。「なにがフォー・ホースメンだ、がんばれリッキー!」という心理を、ひろくテレビ視聴者のなかから掘り起こして売上につなげることができたわけである。 写真:秦 正史(ご提供いただいた画像を除く) 記事にもどる