台北市大安区に､ACカーズの新ショールームがオープン｡｢エース･ワン･モーターズ｣がACカーズ台湾総代理店､アジア初のディーラーに
英国最古の現役自動車メーカーである「ACカーズ」は、台湾における独占ディーラーとして「Ace One Motors Co. Ltd. (エース・ワン・モーターズ)」を台湾の総代理店とすることを発表した。
アジアで初めてのアポイントメントを獲得したACカーズは、旧正月をスタイリッシュにスタートさせた。エース・ワン・モーターズとの戦略的関係は、世界市場に対する有名企業のコミットメントを強調するものだ。新たなディーラーの設立により、ACカーズのブランドと「ACコブラ GT」シリーズのスポーツカーは、新たな顧客を獲得し、地域の認知度を高めることができる。
販売と納車を担当するエース・ワン・モーターズは、スポーツカー・メーカーである「ACコブラ GTロードスター｣と｢GTクーペ」のモデルを展示し、また、成長を続けるACコブラGTシリーズのアフターセールス・サポートを提供する。
ACコブラGTシリーズは、クリーンシート・デザインを採用し、最新のテクノロジーとエンジニアリング・プロセスを駆使して生産される最先端のモダン・スポーツカー。ひと目でそれとわかるACコブラ GTシリーズは、1960年代の初代ACコブラの精神を忠実に受け継ぎながら、現代のドライブトレインと制御技術を駆使し、新たなレベルのパフォーマンスとハンドリングを実現している。
極めて軽量で優れたねじれ剛性を持つこのクルマの高度に進化したアルミニウム製シャシーは、流れるようなカーボンコンポジット製ボディで覆われ、さまざまなパワフルなエンジンが世界中のスポーツカーファンから尊敬されるスピードとサウンドトラックを提供する。
新しくオープンしたショールームは、台北で最も高級な地区のひとつである台北市南部・大安区にある。近くには主要な金融機関や国際的な企業が立ち並び、台北のオールドマネーの街として知られるほか、多くの高級自動車ブランドの本拠地でもある。台北で最も有名なランドマーク「台北101」まではわずか2kmだ。
ACカーズの顧客のためのデスティネーションとして、またスポーツカーのブランドセンターとして、歴史あるACカーズのエクスクルーシブな商品コレクションも展示される。
メイン・ショールーム、プライベート・コンサルテーション・スイート、アトリエ・エリア、カフェ、プレゼンテーション・スペースで構成されるこの新しいセンターでは、ブランドの豊かな伝統に浸りながら、ACカーズのパーソナライゼーション・プロセスによるオーダーメイドを含め、車の仕様をあらゆる角度から選ぶことができる。
エース・ワン・モーターズのチームは、ハイパフォーマンスとラグジュアリーの小売業において確立された成功の実績を持ち、数十年にわたる経験を保持しているため、ACカーズが地域パートナーを選ぶ際には当然の選択となった。
ACカーズの最高経営責任者であるデイビッド・コンザ氏は、今回の発表について次のように述べている。｢エース・ワン・モーターズと協力できることを非常に誇りに思います。このパートナーシップへの投資は、ACカーズにとって非常にエキサイティングなタイミングです。今後、この戦略的に重要な市場で存在感を高めていくために、非常に緊密な関係を築き、どのように発展していくかを楽しみにしています」と話した。
新ショールームのオープンは2025年第2四半期を予定している。
ACカーズについて
ウェラー兄弟は、1901年に現在の英国最古の自動車メーカーを設立し、ロンドンのウェスト・ノーウッドにある工房で自動車とバイクを生産していた。創業間もない同社は1903年に最初の自動車を生産したが、その1年後にオートキャリアを発表した(これが後にACという社名の由来となった)。これは初の3輪の商業用配送車であり、瞬く間に成功を収めた。
しかし、1953年に発売された「ACエース」によって、ACの地位は確固たるものとなった。エリック・ジョージ・グレイが設計・製造したアルミニウム製ボディを持つこの車は、その日常的な実用性とペースによってレース愛好家の尊敬を集めた。これが「フォードV8」を搭載し、伝説のACコブラへと進化することになる。
長年にわたり、ACコブラはその紛れもないフォルムとユニークなデザインで生き続けてきた。生産台数が限られ、すべての車両が厳格な基準で製造されているため、現在でも特別な顧客のためだけに生産されている。
英国とドイツに自社施設を持つACカーズは、業界をリードするサプライヤーと協力し、設計・開発・製造を行っており、ACコブラ GTシリーズは、同社の車両製造における新時代の到来を告げるものである。ドニントン本社と南海岸の施設に加え、ACカーズは今後も英国での開発・生産能力を拡大していく。
