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歴史的な初シーズンがスタート! 「アストンマーティン・ヴァルキリー」が「カタールGP」で世界デビュー

ヴァルキリー、ついに「FIA世界耐久選手権(WEC)」の開幕戦へ。「カタール1812KM」で世界デビュー、’59年以来の総合優勝を目指す

いよいよ2025年2月28日(金)、英国の超高級パフォーマンス・ブランドであるアストンマーティンが、中東カタールの「ルサイル・インターナショナル・サーキット」で開催される「2025年FIA世界耐久選手権 (WEC)」開幕戦「カタール1812KM」で、新型ハイパーカー「ヴァルキリー」をデビューさせ、アストンマーティン・ストーリーのスリリングな新章が幕を開ける。

アストンマーティンが製造する初の「ル・マン・ハイパーカー (LMH)」であるヴァルキリーは、WECの最高峰カテゴリーにおいて、公道走行可能なハイパーカーから派生した唯一のマシンだ。

カタールのワークス・チーム、アストンマーティンTHORが指揮を執るこの世界デビューは、FIA WECと北米の「IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ」の両方に参戦する唯一のLMHとなり、イギリスのチャレンジャーにとって歴史的なシーズンの幕開けとなる。

「アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ」と「ザ・ハート・オブ・レーシング」が指揮を執り、ヴァルキリーの市販モデルをベースに開発された、このコンペティション・バージョンは、レース用に最適化されたカーボンファイバー製シャシーと、コスワース開発の改良型6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを組み合わせたものだ。

標準仕様では11,000rpmまで回転し、1,000bhpを超えるパワーを発生するが、ハイパーカーのレギュレーションに従って500kw(680bhp)という厳しい出力制限を守っている。

【写真13枚】セブリングでのIMSAプログラム開始に先立ちカタールでの参戦が決定 

ヴァルキリーは、2012年のシリーズ発足以来毎年FIA WECに参戦し、11の選手権タイトルを獲得している最も成功したメーカーのひとつであるアストンマーティンを、1989年のAMR1グループCチャレンジャー以来初めて、世界選手権スポーツカーレースのトップクラスに位置づける。

また、世界最高峰の耐久レースである「ル・マン24時間レース」では、1959年にキャロル・シェルビー(米国)とロイ・サルバドリ(英国)が「アストンマーティンDBR1」で優勝して以来、初の完全優勝に挑戦する機会を提供する。

この2台体制でのプログラムに参加するドライバーは、アストンマーティンのワークスドライバーの中で経験と若さが融合した魅力的な顔ぶれとなっている。

007号車のヴァルキリーは、2016年の「ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ (ELMS)」総合チャンピオンで、2020年の「ル・マンLMGT3」ウィナーであるハリー・ティンクネルと、2020年の「ELMS LMP3」タイトルウィナーである新星トム・ギャンブルが加わり、全8レースでフル参戦するオール・ブリティッシュのラインナップで構成される。

過去4シーズン、IMSAのGTDおよびGTD Proカテゴリーで優勝しているロス・ガンは、カタール1812kmとル・マンを含む長距離レースでコンビを組む。GTクラスでFIA WECタイトルを3度獲得しているマルコ・ソーレンセン(デンマーク)は、姉妹車である009号車のヴァルキリーに、長年THORのレーサーを務めているアレックス・リベラス(ESP)が加わる。

アレックスは、過去3シーズンともIMSAのGTD Proカテゴリーで優勝しており、昨年は「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ (COTA)」でFIA WEC LMGT3を制したチームの一員でもある。2022年のIMSA GTDチャンピオンであるロマン・デ・アンジェリスは、来週末のカタール1812kmやル・マンを含む長距離レースに向けてラインアップを強化する。

アストンマーティン耐久モータースポーツ責任者、アダム・カーター氏は「ハイパーカーであるヴァルキリーは、自動車史における一瞬の出来事であり、その一環として、歴史における地位と技術的達成を強調し、確固たるものにするためにレースに臨むべきです。

ハイパーカーのルールに従うことで、同じV12パワーユニットとアストンマーティンを象徴するデザインの存在感を特徴とするヴァルキリーのロードカーのDNAと非常に強い関連性を持つことになります。FIA WECの競争は非常にレベルが高く、私たちはそれを尊敬しています。

もちろん、ヴァルキリーには勝ってほしいですが、勝つということは、強い競争相手に勝ってこそ価値があるのです。THOR、アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ(AMPT)、そしてパートナーたちがクルマの開発で果たした役割により、私たちは適切な要素をすべて備えていると確信できます」とコメントした。

LE VOLANT web編集部

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