君に捧げるほろ苦いインパラさ…慣れ親しんだスケール、馴染み深い題材への帰還！【アメリカンカープラモ・クロニクル】第47回

このキットの欠点はといえばせいぜい、30年近く前のトム・ダニエル・デザインに由来すると思われるおそろしくナローなリアスリック・タイヤくらいではないか。フロントタイヤとは別に、プロストリートのコンフィギュレーションに対応できるトレッド付きのワイドなリアタイヤ（写真）が含まれているせいであまり言及されないが、こうした妥協の介在が、すでにコスト面での限界を物語っていたのではないだろうか。