こうした部分も、インパラ-ベルエアのパーツ構成が似通っていることと併せて(また、それとは逆の意味で)、AMTアーテル-リンドバーグ間で協調しながらの製品開発が行われたのではないかと、想像を搔き立てる部分がある。インパラ-ベルエアではまず、「どうキット化すべきか」という部分、基本的なパーツ構成で歩調を合わせた。オールズモビルでは、「どの部分の作り込みがユーザーの支持を受けるか、それぞれのキットでやることを変えて試してみよう」ということだったのではないか?……もっとも、あらためて言うがこれはすべて想像である。
写真:秦 正史(ご提供画像除く)