エンジンについては底部パーツのみ付けて済ませることも可能。一応409ということだが、やはり1990年代金型のそれと比べると素朴な形状である。このエンジンパーツは見て分かる通り左右シリンダーヘッドとインテーク・マニフォールドを一体化した構成だが、これも1963年当時のオリジナルとは分割が異なる。このパーツ割りはエンジン付きキット初期に特有のものであったこと、1961年型ではエンジン無し版もリリースされた記録があること、底部パーツが付くこと等を合わせ考えると、このあたりは‘63ではなく‘61のパーツの再利用なのかもしれない。
写真:秦 正史(ご提供画像除く)