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アウディ新型「Q6/SQ6 e-tron」発表!ミッドサイズSUVにしてBEV、4月15日発売へ。ポルシェとの共同開発プラットフォーム採用モデル

後輪駆動と四輪駆動(クワトロ)を用意

アウディジャパンは、ミッドサイズSUV 電気自動車(BEV)の「Audi Q6 e-tron(アウディQ6 e-tron)」および、スポーツグレードの「Audi SQ6 e-tron(アウディSQ6 e-tron)」を発表した。4月15日より、全国のアウディ正規ディーラーにて発売する。希望小売価格(税込)は8,390,000~13,200,000円。

【画像19枚】次世代電動SUVの詳細をとくと確認する!

このQ6 e-tron シリーズは、アウディがポルシェと共同開発したプラットフォーム、PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)をベースとする初の市販モデルシリーズ。アウディQモデルの洗練されたスタイルと、e-tronのデザイン言語を融合させた、次世代電動SUVだという。

AUDI DNAを引き継ぐデザインとサステナブル素材の融合
ボディサイズは全長4,770mm、全幅1,940mm、全高1,695mm、ホイールベース2,895mm。ゆとりある室内空間と安定感のあるプロポーションを目指しており、長いホイールベースと短かなオーバーハングを特徴とする。

アップライトなフロントエンドには、完全に閉じられた立体的造形のシングルフレームとサイドエアインテークを配し、位置の高いデジタルデイタイムランニングライトが特徴的な表情を演出している。

サイドビューでは、緩やかに傾斜しショルダー部分に流れ込むDピラーが特徴的で、ピラーとルーフの間のブラックの縁取りによって、車両全体のダイナミックさを強調。Dピラー下部のquattro(クワトロ)ブリスターはアウディのデザインDNA における重要な要素とのことで、「テクノロジーの可視化」と説明されている。

一方インテリアは、デザインとエルゴノミクス(人間工学)の2つの視点により、乗員に最適化されたスペースを創出したとのこと。MMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイは、非常に鮮明なデジタル画像を映し出し、直感的な操作性を提供するという。

ソフトラップと呼ばれるトリムは、乗員を包み込むような感覚を狙いとしており、ドアからコックピット全体そしてセンターコンソールまで広がっている。シートには同じカラーと素材を使用し、一部にはリサイクル素材を採用。素材の選定においては、機能性とデザイン差別化の両立がテーマとなっているようだ。

e-tron GTから導入されたS line パッケージエラスティックメランジクロス/アーティフィシャルレザー (レザーフリーシート)もオプションで用意。eモビリティにシフトするアウディの新しいラグジュアリーの姿を示したとのこと。このクロスは、100%リサイクルポリエステルから製造された素材をメインとしている。

コントロール類にはハイグロスブラックを採用。EVならではのセンタートンネルのない設計が、リヤセンターシートの快適性を向上させたという。トランク容量は526L、リヤシートは3分割(40:20:40)で、最大1,529Lまで拡大。加えて、フロントトランクには64Lの収納スペースが確保されている。

ライティング:革新的デジタルライティングテクノロジー
世界初というアクティブデジタルライトシグネチャーを備えたQ6 e-tronは、「アウディ独自のデザインと美学を表現する、新時代の到来を告げるモデル」とされている。5 台のドメインコンピューターが搭載され、その内の1台が制御するソフトウェアモジュールが、このライトシグネチャーを可能にしたとのことだ。

フロントでは、アクティブデジタルライトシグネチャーが、調光可能な12のセグメントとアルゴリズムの相互作用によって作成される。新設計マトリクスLEDヘッドライトには計61個のLEDセグメントを装備、デジタルライトシグネチャー装着時には、MMIから最大8パターンのライティングを選択可能。

車両後部、第二世代デジタルOLEDリヤライトには、合計360 のセグメントを備えた6 枚のOLEDパネルを装備。これは従来のOLEDリヤライトの約10倍のセグメント数で、専用開発されたアルゴリズムにより10ミリ秒ごとに新しく多層的な画像を生成するという。MMIから8パターンのライティングシグネチャーを選択することでパーソナライズが可能。

さらに、SQ5などで既採用の近接検知アラートが進化し、コミュニケーションライトとして、デジタルOLEDリヤライトに組み込まれたとのこと。たとえば、乗員が車両から降りる際や、前方に障害物を検知した際、周囲のドライバーや歩行者などに、特定のライトシグネチャーで警告を発する。

パフォーマンス:スポーティドライビングと優れた効率を両立
Q6 e-tronは、パワフルでコンパクトかつ高効率な電気モーターと、新開発のリチウムイオンバッテリーによって、卓越したパフォーマンスと長い一充電走行距離を両立したという。このリチウムイオンバッテリーは12 のモジュールと180 のプリズムセルで構成され、総容量は100kWh(総電力量94.9kWh)。これにより、185kW出力モデルで569km、285kW出力モデルで644km 、SQ6 e-tronでは672km の一充電走行距離を実現。

後輪駆動のQ6 e-tronは、83kWh のバッテリーと185kWを発揮する電気モーター1基をリヤに搭載、0~100km/h 加速は7.0秒。四輪駆動のQ6 e-tron quattro(クワトロ)は100kWh のバッテリーを搭載してシステム出力285kWを発揮、0~100km/h 加速は5.9秒。SQ6 e-tron は同じく100kWhバッテリーを搭載、システム出力は最大360kW(ローンチコントロール使用時は 380kW)、0~100km/h 加速は4.3秒(同使用時)、最高速度は230km/h に達する。

後輪駆動モデルのリヤアクスルには、ヘアピンコイル採用・最大トルク450NmのPSM(永久磁石同期モーター)を搭載。一方、quattro四輪駆動モデルのリヤアクスルには同じくヘアピンコイル採用・580NmのPSMを備え、フロントアクスルには最大トルク275NmのASM(非同期モーター)を搭載する。これにより、俊敏かつ力強い加速力と、優れたハンドリング性能を実現したとのこと。

標準バッテリーには800Vテクノロジーが採用されており、欧州では最大充電出力270kWに達するという。最適な急速充電ステーション(High Power Charging:HPC)を利用すると、約21分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げる。

日本では、アウディ販売店に設置されているChAdeMO方式(国内最大出力150kW)充電器を利用した場合、最大135kWの急速充電に対応し、約35 分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げる。8kWのAC充電にも対応、家庭や公共施設での充電もスムーズだという。

ブレーキには、効率性とドライビングダイナミクスを卓越したレベルへと引き上げるという回生システムを採用。日常の制動プロセスの約95%は回生ブレーキによって行われ、最大220kWのエネルギーを回生。これにより航続距離の最大化と高効率なエネルギー活用が可能とのこと。さらに、新設計のフロントアクスルと精密なトルク配分によって、俊敏かつ安定した走行性能を実現したとされている。

電子アーキテクチャーE3 1.2による新しいデジタル体験
新開発の電子アーキテクチャー E3 1.2により、車両のデジタル化がこれまで以上に推進されているという。これは5台の高性能コンピューター(HCP:ハイパフォーマンス・コンピューティング・プラットフォーム)を備えた新しいドメインコンピューター構造に基づいたもので、インフォテインメントや運転機能から、将来の部分的自動運転に至るまで、すべての車両機能を制御。

ドメインコンピューター、制御ユニット、センサー、アクチュエーターを高性能かつ安全にネットワーク化することで、より高度なシステムに対応し、モジュール構造をサポートできるように開発されているという。この電子アーキテクチャーは今回Q6 e-tronとともにデビュー、今後は他のモデルラインナップにも展開される予定。

このアーキテクチャーをベースに完全なコネクテッド機能を備えたデジタルインテリアが、Q6 e-tronの特徴でもある。独立型MMIパノラマディスプレイは、曲面デザインとOLED テクノロジーを採用、11.9インチのバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMI タッチディスプレイで構成され、ドライバーエリアは曲線を基調にデザインされている。

助手席にはアクティブプライバシーモードを備えた10.9インチMMI パッセンジャーディスプレイを装備。これにより運転中のドライバーの注意散漫を防ぎながら、助手席では映画やビデオコンテンツのストリーミング再生、ナビゲーションルートの共有、充電ステーションの検索などが可能とのこと。

オプションとしてAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイも用意されている。ドライバー前方のフロントガラスに、速度、道路標識、アシスタンスシステムの情報、ナビゲーションシステムのシンボルなどを表示。この機能の情報はドライバーの視点から約88 インチの大きさで表示され、ドライバーは不要なストレスなく運転に集中することができるという。

導入限定モデル:Audi Q6 e-tron edition one grey / edition one blue
Q6 e-tronの導入にあたって、グローバルな販売を記念する限定モデルQ6 e-tron edition one grey(エディション・ワン・グレイ)とedition one blue(エディション・ワン・ブルー)を発売。この2 つの限定モデルはQ6 e-tronクワトロをベースに、5つのオプションパッケージ(S line パッケージ、ブラックAudi rings & ブラックスタイリングパッケージ、ファンクションパッケージ、テクノロジーパッケージ、ラグジュアリーパッケージ)を標準採用したもの。

さらに、専用のダークヘッドライトハウジングやレッドブレーキキャリパー、Audi Sport 製21インチアルミホイールを特別装備。インテリアにもハイテックメッシュアンスラサイトのデコラティブパネルを採用するなど、導入限定モデルにふさわしい充実した装備を実現しているという。日本市場では、エディション・ワン・グレイを100 台、エディション・ワン・ブルーを30台限定導入する。

【問い合わせ】アウディ・コミュニケーションセンター0120-598106/Q6 e-tron 特設ページ

LE VOLANT web編集部

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