
トーヨータイヤとK-oneがタッグを組んで三浦選手をサポート
TOYO TIRES(トーヨータイヤ)は、共栄タイヤサービス株式会社とともにK-one Racing with TOYO TIRESとして、OPEN COUNTRYブランドアンバサダーである三浦 昂(あきら)選手を起用し、2025年に国内ラリーへ挑戦することを発表した。
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初めてのランクル250で手探りのチャレンジ
参戦するのは「XCRスプリントカップ北海道」の第3戦「ARKラリーカムイ」および第4戦「RALLY HOKKAIDO」で、車両は、三浦選手が開発にも携わったというトヨタ「ランドクルーザー250」。タイヤは2025年3月に発表されたTOYO TIRESのOPEN COUNTRY R/T TRAIL(オープンカントリー・アールティートレイル)を使用する予定だ。
ドライバーを務める三浦選手は、トヨタ車体の社員であり、TLC(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)のドライバーとして、TLCのダカールラリー市販車部門12連覇に貢献した実績を携え、今回、国内ラリーへ初参戦となる。ナビゲーター役のコ・ドライバーにはTGRラリーチャレンジで活躍する羽琉(うりゅう)選手が抜擢された。
XCRスプリントカップ北海道は、JAF公認のラリーシリーズとして2022年に新設され、北海道ならではの自然と雄大な土地を舞台に全6戦開催されている。第3戦ARKラリーカムイは2025年7月4日~6日に北海道ニセコ町周辺で、第4戦RALLY HOKKAIDOは9月5日~7日に北海道十勝地方を舞台に開催される。
5月7日にさなげアドベンチャーフィールドにて開催された発表会では、共栄タイヤサービス株式会社 代表取締役社長 小菅英久氏が熱意たっぷりに参戦経緯を語った。
「三浦選手と会うと『ラリーをやりたい』という話が必ず出ていて、そのタイミングでランクル250が発売され、これで勝負をしましょう! という話になりました。すぐその足でTOYO TIRESさんにお願いに行ったところその場で快諾いただいきましたが、クルマがなかなか来ず3年ほど経ってしまい、やっとこの日を迎えることができ感無量です」
3月に発売されたばかりのオープンカントリーR/Tトレイルを履く
今回の参戦にあたり選択されたタイヤは、TOYO TIRESのOPEN COUNTRY R/T TRAIL。レギュレーション的にも最も悪路に強いM/T(マッドテレーン)が使用できないこともあり、R/T(ラギッドテレーン)を選択。R/Tはオンロード中心でありながら、オフロードとのバランスも重視したA/T(オールテレーン)とM/Tの中間といえるタイヤで、2025年3月に発表となったR/T TRAILは、従来モデルのR/TよりもA/T寄りの特性を備えるため、ハイスピードコースへのマッチングの良さが期待されている。事実、2024年11月にメキシコで開催されたBAJA1000では、R/T TRAILを装着したレクサスLXで参戦したTEAM JAOSがStock Full Size部門でクラス優勝を果たすなど、実戦での実績も十分。
参戦車両のランドクルーザー250に関しては、K-one Racingとしても初めての車両で、セットアップも手探り状態だという。さらに、三浦選手は国内ラリーへは初参戦、またガソリン車での競技参戦も初めてと、「初」の要素も多く、チームにとってもドライバーにとっても大きなチャレンジといえる。ただ、そこは多種多様なモータースポーツ参戦で培った経験を有する同チームと、トヨタ車体の社員としてランドクルーザー250の車両開発にも関わったという三浦選手の経験と適応能力で乗り切ってくれることだろう。
今、巷で人気の高いSUV車両が参戦するXCRスプリントカップ北海道での、K-one Racing with TOYO TIRESの戦いに注目したい。
■共栄タイヤサービス株式会社
https://www.k-one1966.com/
■TOYO TIRES
https://www.toyotires.co.jp/
■オープンカントリー R/T トレイル
https://www.toyotires.jp/product/oprtt/
■XCRスプリントカップ北海道
http://www.xcr-h.com/