1959年型ではVサイン型のテールフィンで見る者をギョッとさせたポンティアックだが、そのマイナーチェンジ版である1960年型ではいち早くフィンを削ぎ落してフラットなスタイルを見せていた。ところがこの1961年型ではこの通り、テールフィン・スタイルへの緩やかな回帰を示している。この年のポンティアックはホイールベース123インチのボンネヴィル/スターチーフと、119インチのヴェンチュラ/カタリナに大きく二分されており、リアスタイルも前者が円形3連テール、後者が楕円形テールと違いを見せていた。
写真:羽田 洋、秦 正史