実のところそのミスがさほどに欠陥として論われるほどではなかったようだが、amtではその後も引き続き1968年型シェベルを再販していたため、その問題を解決したキットが新たに登場すれば歓迎されるだろうという読みは、当然レベルとしてはあった訳である。そこでこのシェベルでは、ボディー後端左右を別パーツとして、その問題について万全を期したのであった。もっとも、フロントフェンダーのバッジやサイドモールなどが異なるので、1968年型と1969年型でボディー自体を完全に共有していたのではなかったが。
写真:羽田 洋、秦 正史