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【5億円超えでも即完売】フェラーリ「F80」は1200馬力&0-100キロ加速2.15秒! 超弩級ハイブリッド・ハイパーカーの破格のスペックとは?

フェラーリF80
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レースで培った技術を集結したハイブリッド・ハイパーカー

2024年10月に世界初公開されたフェラーリ「F80」。1984年に登場した「GTO」に端を発する「スペチアーレ」の最新モデルとなるこのクルマ、2025年4月に開催されたF1日本グランプリに合わせて日本初上陸したのは記憶に新しいところだが、その際のフォトアルバムとともに、改めてこのF80の性能を振り返りたいと思う。

【写真28枚】システム最高出力1200馬力&0-100km/h加速2.15秒のハイブリッド・ハイパーカー「F80」の詳細を見る

フェラーリ創業80周年の記念碑

フェラーリの歴史の中で数々のモデルが存在するが、その中でも極めて特別なモデルは「スペチアーレ」と呼ばれ、その当時のフェラーリの持てる技術のすべてがつぎ込まれたハイパフォーマンスカーとして人々を魅了してきた。「GTO」「F40」「F50」「エンツォ」「ラ フェラーリ」に続く、最新のスペチアーレであるF80は、同社初となる電動ターボ「eターボ」を搭載したハイブリッド・ハイパーカーだ。

パワートレインには、最高出力900ps、最大トルク850Nmを発揮する3LのV6ターボエンジンに、フロント2基、リア1基のモーターが組み合わされ、システム総合では最高出力1200psを発生する。公称での0-100km/h加速は2.15秒、最高速は350km/hとアナウンスされている。

ボディにはフェラーリF1やWECで培ったエアロダイナミクス技術が採用されており、250km/h走行時で1050kgのダウンフォースを発生するという。ボディシェルはカーボン製で、前後のサブフレームにはアルミニウムが用いられる。ディメンションは全長4840×全幅2060×全高1138mmだ。

フェラーリF80

アクティブサスペンションシステムもそのドライバビリティに大きく貢献しており、4輪独立のダブルウィッシュボーンにインボード式アクティブダンパーを採用。それらは48Vモーターで制御され、抜群のドライブフィールを実現しているという。ブレーキシステムには、ブレンボと共同開発した「CCM-R Plus」を採用。タイヤはミシュランの「パイロットスポーツカップ2」「パイロットスポーツカップ2R」のいずれかから選択が可能で、サイズはともに前285/30R20、後345/30R21となっている。

フェラーリF80の価格は350万ユーロ(日本円換算で5億5千万円超え)、世界限定799台での生産とされているが、既に完売しているという。この稀代のハイブリッド・ハイパーカーは、フェラーリの新たな伝説の1ページとして刻まれることだろう。

【Specification】フェラーリF80
■車両本体価格=3,500,000ユーロ
■全長/全幅/全高=4840/2060/1138mm
■ホイールベース=2665mm
■車両重量=1525kg
■エンジン種類=V型6気筒DOHCターボ
■総排気量=3L
■最高出力=900ps/8750rpm
■最大トルク=850Nm/5550rpm
■モーター最高出力(前/後)=142ps×2/81ps
■モーター最大トルク(前/後)=121Nm/45Nm
■燃料タンク容量=63.5L
■トランスミッション形式=8速AT
■サスペンション形式=前後:ダブルウィッシュボーン/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前285/30R20、後345/30R21

【写真28枚】システム最高1200馬力&0→100km/h加速2.15秒のハイブリッド・ハイパーカー「F80」の詳細を見る

フォト=神村 聖/S. Kamimura
LE VOLANT web編集部

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