ゴルフRをブラックパーツで武装した特別モデル
2025年1月の東京オートサロンで鮮烈なデビューを飾ったフォルクスワーゲン「ゴルフR」ファミリーに、そのハイポテンシャルをさらに研ぎ澄ませた2つの特別な限定モデルが追加された。ハッチバックには究極の走りを追求した「Golf R Black Edition」、そしてステーションワゴンにはスタイルと快適性を極めた「Golf R Variant Black Style」が設定され、2025年6月20日より発売された。
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ゴルフRは2002年にデビューした3.2L挟角V6エンジンと4輪駆動システム4MOTIONで武装するハイパフォーマンスモデル「ゴルフR32（アールサーティトゥー）」をルーツに持ち、現行モデルは8代目ゴルフをベースに、最高出力333ps、最大トルク420Nmを発揮する2L直4エンジンを搭載。ゴルフファミリーの中でも最もホットなモデルとして有名だ。
今回新たに追加された「Golf R Black Edition」は、その名の通りエクステリアは漆黒のアクセントで統一。特に注目すべきは、このモデルのために用意されたブラックカラーの軽量”Warmenau（ヴァルメナウ）”鍛造ホイールと、その奥に覗くブラックのブレーキキャリパーだ。リアには、より大きなダウンフォースを発生させる専用の大型スポイラーと、迫力あるサウンドを奏でる”Akrapovic（アクラポヴィッチ）”製チタンエキゾーストシステムを装着。高速域でのスタビリティ向上と、官能的な聴覚体験を両立させている。
アクラポヴィッチ製のチタンエキゾーストシステム（デュアルツインエキゾーストパイプ）を装備。
インテリアにもレーシーな雰囲気を高めるリアルカーボン・デコラティブパネルが採用され、走りへの期待を駆り立てる空間に仕上げられている。
インテリアにはリアルカーボン・デコラティブパネルを装備。
一方、ステーションワゴンという実用性を備えながら、非凡なパフォーマンスを誇る「Golf R Variant」にも「Golf R Variant Black Style」が設定された。
こちらは欧州で展開される「Black Style」パッケージをベースに、ハッチバック同様の軽量”Warmenau”鍛造ホイールのほか、ブラックルーフレールやインテリアにリアルカーボン・デコラティブパネルを採用することで、スポーツワゴンとしての稀有な存在感を際立たせる。
さらにGolf R Variant Advanceにオプション設定されるプレミアムサウンドシステム”Harman Kardon（ハーマン・カードン）”と、開放感あふれる電動パノラマスライディングルーフを標準装備。これにより、本格的なスポーツ性能はそのままに、長距離移動の快適性や日常の使い勝手というワゴン本来の魅力が格段に高められた。速さと実用性、そして上質さを高次元で融合させた、まさに究極のオールラウンダーである。
それぞれが異なるアプローチで「R」の価値を深化させた、この2つの限定モデル。「Golf R Black Edition」は789万9000円、「Golf R Variant Black Style」は774万9000円（いずれも税込）で、前者は全国403台、後者は214台限定販売で、本日より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで販売開始される。
