ニュース&トピックス

【全ての仕上げが手作業】キャデラック、超高級EV「セレスティック」の第1号車を納車! 究極のパーソナライゼーションとは

アメリカを代表する高級車、その新時代の象徴として

キャデラックは、すべてが手作業で仕立てられた「Cadillac Celestiq(キャデラック・セレスティック」の第1号車について、ゼネラルモーターズ・グローバル・テクニカル・センターで行われたプライベートセレモニーにて納車したことを、2025年6月24日に発表した。

【画像22枚】ラグジュアリーここに極まる!「セレスティック」の詳細を見てみよう

オーナーの個別の要望に応じて特注で作られる“究極のラグジュアリーEVセダン”セレスティックは、ヴァンダービルトのキャデラック・ハウスで開催されたイベントにて、オーナーに引き渡された。この施設では、セレスティックの顧客が個別に、自ら求める車両のデザインを、細部までカスタマイズすることができるという。

キャデラック・セレスティック(画像は発表時のもので、納車1号車とは異なる)

セレスティックは、超高級車としてのキャデラックの、新時代を象徴するモデルとされる。それは同ブランドの技術や性能、洗練性、そして革新の真髄を体現したものとされ、顧客はセレスティックのコンシェルジュと連携し、デザイナーによる細かなサポートを受けながら、自身の好みや希望に完全に沿った、世界に1台だけのセレスティックを創り上げることが可能なのである。

1台ごとに完全オーダーメイド

キャデラックでは、「第1号となる『セレスティック』の納車により、アメリカン・ラグジュアリーとイノベーションの新たなマイルストーンを達成しました」と述べている。同ブランドのデザイナーとエンジニアたちは、可能な限り最先端の技術を結集した車両をつくることを目指し、1908年にキャデラックが掲げた「世界のスタンダード」を再び確立しようとしているのだという。

その開発においてエンジニアやデザイナー、スタイリストたちを導いたのは、「アイソレーテッド・プレシジョン(Isolated Precision)」という技術哲学であるとされている。セレスティックでは、この理念を体現し、卓越した乗り心地と精密なハンドリングを両立させたというわけである。

セレスティック開発にあたって、デザイナーやエンジニアたちが参照した名車のひとつ、1957年型キャデラック・エルドラド・ブロアム

全電動モデルであるセレスティックは最大出力655hp/最大トルク646lb-ft(約876Nm)を発揮し、Velocity Max1モードで、0から60mph(約96km/h)までわずか3.7秒で加速。キャデラック推定の航続距離は303マイル(約488km)で、郊外の道から高速道路まで洗練された快適なドライブを提供するとのこと。

納車第1号の仕様の詳細については明らかにされていないが、セレスティックは1台ごとに完全オーダーメイドでつくられる。販売価格は顧客ごとのカスタマイズ内容に応じて決定、30万ドル台半ばからの設定となるという。セレスティックの組み立ては全て、ミシガン州ウォーレンのGM工場内に新設されたアルチザン・センターで行われる。

【画像22枚】ラグジュアリーここに極まる!「セレスティック」の詳細を見てみよう

LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING