
3つの領域で首都圏機能を強化
マツダは2025年7月9日、首都圏機能強化の一環として、麻布台ヒルズ(東京都港区麻布台)に新R&Dオフィス「マツダR&Dセンター東京(略称:MRT)」を開設、東京本社も従来の霞が関ビルから麻布台ヒルズに移転した。
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“選ばれるブランド”であり続けるために
マツダは「自動車業界を取り巻く環境が急速に変化する中でも『選ばれるブランド』であり続けるために、走る歓びやデザイン、品質といった従来の強みを磨き上げる一方で、電動化・知能化にも着実に対応していきます」と説明している。そしてこの方針に基づき、MRTおよび東京本社を通じて研究開発、販売・マーケティング、人材採用を行い、この3つの領域で首都圏機能を強化していく考えだ。
MRTでは、知能化に機動的に対応するためソフトウェア領域の開発機能を強化。ソフトウェア技術者が働きやすい環境を用意し、採用活動を強化するとともに、首都圏の大学や企業、研究機関との共創を促進する。東京本社では、従来の広報、渉外、営業等の機能に加え、国内ビジネスの構造変革を推進するためのマーケティング機能や、全社的な人材採用機能を強化していくという。
マツダ執行役員(コミュニケーション・広報・渉外・サステナビリティ・東京首都圏担当)の滝村典之氏は以下のようにコメントしている。
「マツダはひとが最も重要な資本という考えのもと、人材活躍の最大化の取り組みを推進しており、このたびの取り組みもその一環です。また、麻布台は、古くから外交の中心地でありながら、今なお進化を続けるエリアです。マツダも、新たな拠点から、マツダに関わるすべての人にいきいきとする体験を届け、選ばれるブランドであり続けたいと思います」
【拠点概要】
名称:マツダR&Dセンター東京(略称:MRT)東京本社
所在地:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー49階
延床面積: 941坪(3110㎡) ※MRT、東京本社、共用エリア、倉庫などの合計