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【速報】ポルシェが新型「911カップカー」を正式開発中! 2026年シーズンからの投入を発表

ポルシェが開発中の992.2世代911カップカー
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次世代カップカーの核心は「空力とドライバビリティ」

ポルシェAGは、世界で最も成功しているワンメイクレース用車両の次世代モデルを開発中であることを明らかにした。現行の992.2世代の「911」をベースとするこの新型カップカーは、すでに開発の大部分を完了しており、2025年夏にワールドプレミアを予定しているという。そして2026年シーズンから、F1のサポートレースとして開催されるポルシェ・モービル1スーパーカップと、世界各国で開催される選ばれたカレラカップシリーズで実戦投入される予定だ。

【画像20枚】これが開発中の次世代カップカー。カモフラージュの下に隠された“空力の進化”を写真で見る

「510psのターボボディ」を与えられた現行911 GT3カップ

この次世代カップカーの開発は、現行モデルが築き上げた高い基準をさらに引き上げることを目標としている。現行の「911 GT3カップ」は、992世代の911をベースにした初のレーシングバージョンとして2020年末に発表され、2021年シーズンから世界のサーキットを席巻してきた。その心臓部には、ドライサンプ潤滑方式を採用した自然吸気の4L水平対向6気筒エンジンが搭載されており、最高出力510ps/8400rpm、最大トルク470Nm/6150rpmという強力なスペックを誇る。

現行モデルの大きな特徴は、ターボモデル譲りのワイドボディをカップカーとして初めて採用したことである。アルミニウムとスチールのインテリジェントな複合材で構成されるボディは、ドア、エンジンフード、リアウイングにカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を使用し、車両重量を1260kgに抑えている。全幅はリアで1902mm、フロントに至っては1920mmにも達し、これにより優れたコーナリング性能を実現した。また、大型のリアウイングには、LMP1マシンの919ハイブリッドなどにも採用された「スワンネック」マウントが導入され、11段階の角度調整機能とともに、強力なダウンフォースと空力効率の両立を果たしている。

コクピットも純粋なレーシングカーとして設計されており、大型のカラーディスプレイや、スイッチ類を再配置したカーボンファイバー製の多機能ステアリングホイールが、ドライバーに最適な操作環境を提供する。

モンツァで磨かれた高速安定性とブレーキ性能

2024年1月にヴァイザッハのポルシェモータースポーツで開発が始まった次世代カップカーは、こうした現行モデルの強みを継承しつつ、あらゆる領域でさらなる進化を遂げている。開発の焦点は、特にフロントエンドの空力特性の改善に置かれた。これはマシンの全体的な挙動を安定させ、ドライバビリティを向上させることを狙いとするものである。その他、安全性、エレクトロニクス、ブレーキシステム、パワートランスミッション、そして6気筒ボクサーエンジンに至るまで、包括的な改良が進められている。

開発プログラムにおいては、イタリアのモンツァやドイツのラウジッツリンクといった要求の厳しいサーキットで、過酷な実走テストが繰り返された。ステアリングを握ったのは、2023年のポルシェ・モービル1スーパーカップ王者であるバスティアン・ブースや、IMSAのGTD Proクラスで2024年のチャンピオンに輝いたローリン・ハインリッヒなど、ポルシェのトップドライバーたちである。彼らからのフィードバックが、マシンの戦闘力をさらに磨き上げている。

特筆すべきは、この開発テストが、ポルシェ・モービル1スーパーカップで使用されているeFuel(合成燃料)を独占的に使用して行われている点である。これは、モータースポーツを未来の技術開発の実験場と位置付けるポルシェの姿勢を明確に示すものであり、持続可能なレース活動への強い意志の表れだと言えるだろう。

1990年のドイツ・カレラカップ発足以来、911のワンメイクレースカーは世界中のモータースポーツファンを魅了し続けてきた。その最新世代モデルが、まもなくそのベールを脱ぐ。現行モデルが打ち立てた金字塔を、次世代モデルがどのように超えていくのか、その全貌が明らかになる2025年夏の世界初公開に、大きな期待が寄せられている。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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