
次世代コンピューター基盤を導入
ボルボ・カー・ジャパンは、ミッドサイズ・ステーションワゴン「V60」およびクロスオーバーモデル「V60 Cross Country(クロスカントリー)」の仕様と価格を一部変更し、2025年7月29日に発売開始した。
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V60シリーズは、ボルボを象徴するエステート(ステーションワゴン)モデルとして、2024年には日本国内で約2200台を販売するなど、根強い人気を誇っている。今回の仕様変更では、V60/V60クロスカントリーともに、センターディスプレイのグラフィックが最新のボルボ車同様の新しいインターフェイスに変更された。必要な機能や使用頻度の高い機能に、直感的かつ素早くアクセスできるようになり、快適度が増したとのことである。
さらに、Qualcomm Technologies(クアルコム・テクノロジーズ)社の次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platform(スナップドラゴン・コックピット・プラットフォーム)の導入により、Google搭載のインフォテインメントシステムは、従来と比べて2倍以上の情報処理速度と10倍のグラフィック生成速度を実現したとされる。
このためマップの拡大やアプリの切り替えなどの操作がこれまで以上に高速かつスムーズになり、直観的でストレスのない操作を可能にしたという。またドライバーディスプレイ(DIM)のグラフィックスも刷新され、速度や航続距離などの重要な情報が、これまで以上に見やすく確認できるようになったとのこと。
パイロットアシストの新機能と新色の追加
安全面では、高速道路などでの走行時に車間距離の維持や車線保持、ステアリング操作を支援するパイロットアシストへ、「エマージェンシー・ストップ・アシスト機能」が追加された。この機能は、パイロットアシスト作動中に、ドライバーが両手でステアリングホイールを握るよう求められても反応しない場合に、自動で車両を安全に停車させる機能となる。
また、ボディカラーには、「オーロラシルバー」「フォレストレイク」の2つの新色が加わった。
シリーズ構成と希望小売価格(税込)は以下の通り。
V60プラスB4(エンジン出力197ps、モーター出力8.5kW)……6,590,000円
V60ウルトラB4(エンジン出力197ps、モーター出力8.5kW)……7,190,000円
V60ウルトラT6 AWDプラグインハイブリッド(エンジン出力253ps、モーター出力:前52kW/後107kW)……9,190,000円
V60クロスカントリー・ウルトラB5 AWD(エンジン出力250ps、モーター出力8.5kW)……8,040,000円
※写真は海外仕様のため日本仕様とは一部異なる。日本仕様は右ハンドル。