
地元民がこぞって勧める巨大ガスステーション
みなさま、「ガソリンスタンド」は何をする場所だと思いますか。もちろん給油する施設ということには間違いないのですが、世界に目を向けるとそれだけが目的ではないガソリンスタンドも存在するのです。ここでは私が今年の初夏にアメリカで、カリフォルニア州サンタモニカをスタートして「ルート66」をドライブした時に体験したことをお届けしたいと思います。
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圧巻!100以上の給油レーンと巨大な店内
そのガソリンスタンドがある場所はアメリカ・テキサス州ダラス。そもそも私がこの場所を知ったきっかけは、現地の方々におすすめの観光スポットをインタビューしていると、みんな口を揃えてこの場所を案内してきたことでした。最初は「観光するのにガソリンスタンドなんて、よほど何もない地域なのか?」と少々失礼なことを思ってしまいました。しかし実際に足を運ぶとその理由がわかりました。
ここがそのガソリンスタンド、「バッキーズ」です。敷地に入った瞬間数えきれない給油レーンの多さに圧倒されてしまいました。後から聞くとこの給油スペースはなんと100個以上ということです。さすがアメリカ、規模が違いますね。これに驚いたのはもちろんですが、このバッキーズの最大の特徴は併設されている施設です。日本のガソリンスタンドでも、休憩スペースやトラック運転手向けのシャワー設備のある場所が増えていますが、ここは1日遊べてしまうのではないかと思うほどの施設があるのです。
出来立てBBQに大興奮! テーマパーク級のフードコーナー
中に入ってみると、まずたくさんのバッキーズグッズが目に飛び込んできました。ビーバーがモチーフになった可愛らしい公式マスコットキャラクー、その名もバッキーズ君です。バッキーズTシャツやマグカップをはじめ、水着やワンちゃん用の洋服まであって一通りチェックするだけでかなり楽しめます。スナックをみていると世界のフレーバージャーキーという面白いコーナーがあり、もれなく日本を探してみるとありました。テリヤキ味でした。もう一度お伝えしますが、ここはガソリンスタンドです。
そして私のテンションが一番上がったのはフードコーナーです。ジャンキーなものから軽食、デザートまで様々な種類が販売されています。醍醐味はそのほとんどを出来立てを提供してもらえることです。テキサスといえばBBQのイメージが強いですが、BBQバーガーのショップでは注文すると目の前でお肉を焼いてくれたりと、味だけでなく特別な体験をすることができます。
自動車大国アメリカの懐の深さを体感
そんなバッキーズを後にしようとすると、気になる人だかりを発見しました。実際に見てみるとなんとバッキーズ君本人が現れたじゃありませんか。子供達だけでなく大人にも大人気なバッキーズ君は写真対応やサインに追われていました。
そんなテキサスを代表するバッキーズの紹介でしたが、アメリカ旅行に行った際はぜひ寄ってみてください。クルマ好きな方はもちろんですが、そうでない方や子供連れにもおすすめできるスポットです。今回この場所に実際に足を運んで感じたことは、日本とアメリカの車文化の違いです。アメリカでは高速道路も多くが無料区間という日本を超える自動車大国です。このようなことから、バッキーズのようなエンターテイメント性に溢れるガソリンスタンドがあり、そして賑わっているのだと思いました。
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