
タイで開催された「バンコクオートサロン」
2025年8月27日~31日にかけて開催された、「BANGKOK AUTO SALON 2025(バンコクオートサロン2025)」。8月8日~31日にマレーシアで行われた「TOKYO AUTO SALON KUALA LUMPUR 2025(東京オートサロン・クアラルンプール2025)」に続いての東南アジア開催となったこの「オートサロン」、今年は会場をインパクトアリーナからバイテック・バンナーに変更すると共に、新車などの販売・展示会を兼ねた「ビッグモーターセール」と併催となった。
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会場の変更と他イベントとの併催が重なったことで、例年に比べて屋内会場のスペース自体は小さくなっていたが、トヨタ、ホンダ、マツダ、いすゞといった日本車メーカーの他、多数のジャパニーズメーカー・ブランドもブースを出展。屋内のスペースが小さくなった分、恒例のセクシー・カーウォッシュが屋外のステージで行われた他、これまた恒例の屋外で行われるクラブミーティングもバージョンアップされるなど、屋外でのイベントがより充実したものとなっていた。
やはりジャパニーズ・カスタム&チューナーの人気が高い
会場の各ブースや展示車両などについては、後日改めてル・ボランWebで詳しく紹介するが、会場には日本からの展示となったトップシークレット、クール、RE雨宮、MAX ORIDO、N’Sリミテッドの車両をはじめ、ヴェイルサイド横幕氏、T&E上野氏、スプーン市嶋氏、RE雨宮・雨宮剣氏、稲田大二郎氏、トップシークレット永田氏などが顔を見せ、サイン会には長蛇の列ができるなど、ジャパニーズ・カスタム&チューナーの人気は、ここタイの地で衰えを知らないようだ。
会場内ではやはり日本のメーカー&ブランドのブースが人気を集めていたが、中国や韓国などのアジアンブランドのブースも多数出展され、アジアでのチューニング&カスタムの人気の広がりを実感。また今回、『頭文字D』を前面に出したトミカの独自ブースが大きなスペースで出展されるなど、新たな動きも見ることができた。変わらないものとしては、カスタムのベース車両としていすゞ「D-MAX」を始めとしたピックアップトラックとホンダ車の人気。これはどこのブースで聞いてみても、毎回同じ答えが返ってくるほどの定番となっている
屋外のイベントも盛り上がる
屋内の展示に劣らぬ盛り上がりを見せていたのが、屋外スペースのイベント。例年は屋内で行われていたセクシー・カーウォッシュが屋外のステージで行われた他、同ステージでは日本人チューナーのトークショーなどが行われ、観客の注目を集めていた。そしてある意味で、タイのチューニングシーンのリアルを見ることができるのが、日替わりで様々な車種があつまるクラブミーティングだ。
会期中、トヨタ、ホンダ、4駆、トラック、RX-7などテーマ別にクラブが集まり、フルチューンやJDMなど、様々なカスタムを見ることができた。人気のピックアップでは、大口径のターボをセットするという定番の他、フロントセクションを取り外してエンジン見せをするなど、個性豊かなオーナー車両を見ることができた。
日本車の車種的にはシビック、RX-7、ランエボ、インプレッサなどの人気モデルがメインだが、日本で販売されていない車種など、日本から来た我々には目新しいものも混じっていた。また新たな試みとして、個々のクルマをステージ横のレッドカーペットでオーナーと共に紹介するというコンテンツも追加され、注目を集めることとなった。
「オートサロン」は12月に初開催となる「TOKYO AUTO SALON HONG KONG 2025(東京オートサロン香港2025)」を経て、2026年1月10日~12日に日本で「東京オートサロン2026」が開催されることになる。アジア各地で開催され、日本のカスタムシーンの新たな年の始まりを告げる来年の東京オートサロンがどんなショーになるのか、今から楽しみだ。