MMAプラットフォームでハイブリッド・EV戦略を加速
人気コンパクト・クロスオーバーSUV、メルセデス・ベンツ「GLA」の次世代型開発が水面下で着々と進められている。日本でも人気の高いGLAが、いよいよ第3世代へとバトンタッチされる見込みだ。
【画像6枚】次期メルセデスベンツ「GLA」の予想CGとスクープショットを見る
スクープ班が捉えたプロトタイプ情報と内部情報を統合し、Nikita Chuicko氏に精巧度の高いCG画像を制作してもらった。
次世代型GLAは、現行モデルのプロポーションは維持しつつも、デザインが大幅に刷新される。特に注目すべきは、リアセクションの最も大きな変更点である「特徴的なテールライト」だろう。このテールライトは、ほぼ正方形のエッジ部分に星型LEDが組み込まれた、これまでにない斬新なデザインで、水平方向の装飾とLEDストリップによって、視覚的な統一感が図られている。
一方、フロントエンドも完全に刷新される見込みで、ヘッドライト内には、グリルに一体化されたロゴをモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトを装備。グリルは現行GLAよりも明らかに大きくなり、側面には格納式ドアハンドルも採用される。
プラットフォームについても、CLAファミリーにも採用されているメルセデス・モジュラー・アーキテクチャ(MMA)をベースとすると予想されている。
これにより、CLAのパワートレインを継承する可能性が高く、ハイブリッドバージョンでは新型1.5Lターボチャージャー付き4気筒ガソリンユニットに、最高出力27psの電気モーターと8速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション(8F-eDCT)を組み合あわせたもの。
電動パワートレインでは、フロントアクスルに1基の電気モーターを搭載したバージョン(272ps、335Nm)と、2基の電気モーターを搭載した全輪駆動バージョン(354ps、515Nm)が用意されるだろう。
メルセデス・ベンツ最小のSUVとして2013年のデビュー以来、人気を確立してきたGLA。その第3世代が、斬新なデザインと電動化への対応で、再び世界のコンパクトSUV市場を牽引する存在となるか注目したいところだ。





