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ダイハツ「ミゼットII」が1/64ミニカーになって復活! トミーテックから2026年5月発売【LE VOLANT モデルカー俱楽部】

1997年式の「カーゴRタイプ」を再現

トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEO(TLVN)の、2026年4月-5月の新製品情報が届いたので、気になるアイテムをピックアップしてお伝えしよう。ダイハツ「ミゼットII」のカーゴ・モデルが完全新金型で2026年5月に登場するのだ。

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マイクロトラックを小スケール・ミニカーで

先ごろ開催された「ジャパンモビリティショー2025(JMS 2025)」で、「ミゼットX」なるコンセプトカーを発表し話題を呼んだダイハツだが、そんな同社の戦後における発展の基礎となったのが、1957年に発売された軽オート三輪、「ミゼット」である。「街のヘリコプター」のキャッチとともに大ヒットとなったミゼットの、現代版的解釈として1990年代に登場したのがミゼットIIだった。なお、ミゼットIIは当然ながらというべきか、四輪車である。

ミゼットX同様にまずはコンセプトカーとして1993年の東京モーターショーで発表され、そしてその後市販化されたミゼットIIだが、発売が実現したのは最初のコンセプト発表から3年後、1996年のことであった。軽自動車規格をさらに下回る小さなボディに、1人乗りと割り切ったレイアウトを採用、最大積載量は150kgの超小型トラックである。エンジンは31psの660ccエンジンを搭載していた。

翌年・1997年にはバン・タイプの「カーゴ」を追加、また2人乗り・AT仕様車も設定されて、さらに幅広い層にアピール。その後もマイナーチェンジや、軽規格改定に合わせた変更などを経て2001年まで生産されたミゼットIIだが、ルックスの可愛らしさに加え、当時のハイゼットからの流用可能な部品も多く、 現在でもカスタマイズを楽しむオーナーは少なくない。

さて、トミーテックが今回製品化するのはこのミゼットIIのうち、追加当初のカーゴ(1997年式)である。カーゴにはRタイプとDタイプのふたつのグレードがあったが、ミニカーとなったのはこのうち上級グレードであるRタイプ。愛嬌のある小動物のようなルックスが見事に捉えられているのは、写真からお分かりの通りである。細部までの仕上げに一切手抜きがないのはもちろん、リアゲートが開閉可能であるのも見逃せない。

ボディカラーはエメラルドグリーンと黄色の2種類が用意されており、黄色の方には当時の実車にオプション設定されていたグラフィックが再現されているのも嬉しいところ。どちらも予価3,960円(税込)で2026年5月発売予定。

なお、写真は全て試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。

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■トミーテック公式サイト

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