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会員制の聖地「THE MAGARIGAWA CLUB」一般開放へ。CCCと協業し「房走祭2025」が本格始動

CCCMagarigawa、プレミアムな自動車文化の祭典「房走祭2025」で協業

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とMagarigawa Operationsは、2025年12月6日(土)・7日(日)に開催される「房走祭2025」において、企画推進および運営に関する協業を行うと発表した。舞台は、アジア初の会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」。通常は会員専用である同施設を一般開放して行われるこの祭典は、CCCの持つライフスタイル提案力と世界屈指のハードウェアを融合させ、日本の自動車文化を新たな次元へと引き上げる野心的な試みとなる。

五感を刺激する「同乗走行」も。究極のハイパーカーを間近で体感

舞台となる「THE MAGARIGAWA CLUB」は、千葉県南房総市の広大な敷地に位置するアジア初の会員制ドライビングクラブだ。F1サーキットの設計で世界的に知られるヘルマン・ティルケ氏がデザインを手がけたドライビングコースは、全長3.5kmの中に22のコーナーを有し、最大登り勾配20%、下り16%、高低差80mという、世界屈指の難易度とダイナミズムを誇る。富士山と東京湾を望む絶景と、アジアンラグジュアリーをテーマとしたクラブハウス、温泉、インフィニティプールなどの施設が完備されており、まさに「自動車愛好家のための聖地」と呼ぶにふさわしい空間である。

「房走祭2025」のコンセプトは「走って 観て 感じて!もっとワクワクを!」。静的な車両展示に留まらず、エンジン(ENGINE)が生む力と美、そして人間の感情(EMOTION)が交錯する動的な体験を重視している。

最大の目玉は、希少なクラシックカーや世界最高峰のスーパーカーが、このテクニカルなコースを全開で駆け抜けるヒルクライム走行だ。発表されている参加予定車両には、F1の技術を公道車に投影した「メルセデスAMG ONE」や「アストン・マーティン・ヴァルキリー」といった究極のハイパーカーが名を連ねており、これらが実際に走行する姿を間近で目撃できる機会は極めて稀である。

さらに、イベントの質を決定づけるドライバー陣も豪華だ。小林可夢偉、脇坂寿一、本山哲、山下健太、坪井翔、国本雄資、松田次生、ロニー・クインタレッリ(順不同・敬称略)といった、日本のモータースポーツシーンを牽引するトップドライバーたちの参加が決定している。彼らがステアリングを握り、高低差のあるコースを攻略する様は、まさにプロフェッショナルの技とマシンのポテンシャルが融合する芸術的な光景となるだろう。また、来場者がプロドライバーの運転するスーパーカーに同乗できるプログラムも用意されており、視覚や聴覚だけでなく、身体全体でG(重力加速度)を感じる体験が可能となっている。

CCCが仕掛ける「ライフスタイルとしてのカーカルチャー」。協賛ブランドも充実

今回の協業において、CCCはイベント全体の企画立案、全体設計、スポンサー協業の推進、クリエイティブディレクションを担当する。同社が長年ライフスタイル領域で培ってきた知見を活かし、単なる走行会ではなく、音楽ライブや高品質な飲食、ワークショップなどを有機的に組み合わせた総合的なエンターテインメント空間を構築する狙いだ。プラチナスポンサーのメルセデス・ベンツ日本やアストン・マーティン・ジャパンをはじめ、ランボルギーニ、パガーニ、コーンズといった名だたるブランドが協賛に名を連ねていることからも、本イベントへの業界内での注目度の高さがうかがえる。

現在、自身の愛車でコースを走行できるオーナードライバーの募集(参加費150,000円/税込)が行われているほか、一般入場チケット(5,000円/税込、駐車場別途)も販売中である。会員権を持たない一般の自動車ファンが、世界レベルの施設と至高のマシン、そしてレジェンドドライバーたちの競演を体験できるこの2日間は、日本のカーカルチャーにとって象徴的な週末となるだろう。「房走祭2025」は、自動車というプロダクトが持つ根源的な魅力を、ライフスタイルという文脈で再定義する場となるはずだ。

■房走祭 2025

開催日時:2025年12月6日(土)9:00~17:00、12月7日(日)9:00~17:00
開催場所:THE MAGARIGAWA CLUB(〒299-2412 千葉県南房総市富浦町大津字鍛冶屋沢1015番地)
主催:房走祭 2025 実行委員会
イベントサイト:https://bososai.jp/

LE VOLANT web編集部

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