メルセデスAMGセーフティカー・ドライバーの仕事とは
華やかなF1グランプリを陰で支えるメルセデスAMGのセーフティカーが、先日の米国GPで出場500回という偉業を達成した。1996年の契約開始から約30年、その歴史の大部分である25年間ステアリングを握り続けてきたのがベルント・マイレンダーだ。決して誰にも追い越されない特殊な任務と、最強のマシン「GTブラックシリーズ」の秘密、そして彼が語る記憶に残るレースまで、その知られざる仕事の全貌に迫る。
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F1の安全をリードし続けて500戦。1996年から続くメルセデスAMGの偉大なるマイルストーン
2025年10月17日~19日にテキサス州オースティンで開催された米国F1グランプリは、メルセデスAMGがモータースポーツの世界最高峰FIA F1公式セーフティカーとして500回目の出場を果たし安全性の面で特別なマイルストーンとなった。
最初の公式セーフティカーとしての契約は、1996年6月30日にフランスのマニクールで開催されたフランスGPで、当時の車両はメルセデス・ベンツC 36 AMGであった。以来、メルセデス・ベンツとメルセデスAMGはF1公式セーフティカーとして参戦し、世界中のレースで最高レベルの安全性をリードしている。現在まで13種類のモデルが使用されており、2022年以来、メルセデスAMG GTブラックシリーズがこの任務を引き受けている。

ベルント・マイレンダーは、2000年からFIA F1公式セーフティカーのハンドルを握っている。写真は2025年10月オースティンで撮影したベルント・マイレンダーと500回記念出場のメルセデスAMGセーフティカー。
元レーシングドライバーで、AMGブランドアンバサダー、そして25年間セーフティカーのビッグマンであるベルント・マイレンダー(Bernd Mayländer)は、2000年からFIA F1公式セーフティカーのハンドルを握っている。メルセデスAMGは、FIA F1公式セーフティカーだけでなく、このオースティンでの500回目の出場を祝うメディカルカーとしても活躍した。両車両ともにF2、F3、その他のジュニア及びサポートレーシングシリーズにも参加。オースティンでのアニバーサリー出場にあたり、FIA F1公式セーフティカーのメルセデスAMGには「500」の特別なデザインが明記されている。
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